「……うぅっ……」

 大和さんの言葉に、私はまた救われた。 どうしてかも分からないその理由に、私はとてつもなく救われた。
 大和さんは私にとって、希望の星なんだ。 夜空にキレイに輝く、満天の星たち。 
 彼は私の希望の光になる人なんだ……。

「美結の辛さや悲しみなんてものは、全部は分かってあげることは、俺には出来ない。……でもそばにいることは出来る。 そばにいて、お前を守ってやることは出来る」

「やま……と、さん……」

 不思議と涙が溢れる。溜めていた涙が、これでもかというくらいこぼれ落ちる。

「美結には、生きててほしい。俺のために」

「っ……はいっ」
 
 私は涙でよく見えない視界の中で、しっかりと頷いた。

「美結、一生俺のそばにいろ」

「はいっ……。います」

 ーーー私は、大和さんのことが好きなんだ。
 大和さんの優しさに、いつしか惹かれてしまっていたんだ。
 こんなに近くにいてくれる人は、もう他にいないと思う。

「いい子だ」

 私の顔を覗き込みながら、大和さんは髪の毛をグシャグシャと撫で回す。

「っ、やめてください……」

「……美結。俺が美結のこと、ずっと守ってやる。どんな時もそばにいてやる」

 そう言われたら私は、頷くことしか出来ない。
 
「大和さん……。私、大和さんのことが好きです……」

 そして大和さんに対する自分の気持ちを、つい口にしてしまった。 
 大和さんは私のこと……どう思ってるの?