「チームとしては負けたけど、あなたに負けたとは思ってないから。」
試合後、麻生夏にそう言われた。

「あんなこと気にすんなよ」
「ううん、大丈夫。事実だしさ、気にしない気にしない〜」
ちょっと楽観的すぎたかな、怪しまれないといいけど。

『第2の試練早めちゃったから、最後の試練もやっちゃおうか〜。ということで、次の試練は今日から2週間。そこで、王選も同時に行うよ!だから、街の人にも知らせなきゃね、ということで、最後の試練は、街の人々の信用と信頼を得て、王の座を獲得すること。これでこの国の王が決まるから、心してかかってね〜♪』

勝手に消えられるのには、流石に慣れた。
「よし、あと2週間!!頑張るぞッ‼︎!」
『おー!』