そう言って、愛子がスマホを取り出した。そしてSNSを紹介してくれたので、私も登録してみた。するとそのSNSはコミュニティと
呼ばれるグループがあり、その中に『セシウスファンの集い』と言うものがあった。私はすぐに参加した。それからというもの、
私はSNSでセシウスに対する様々なやり取りをした。あのシーンが良かった、だのこういう時にセシウスならどんな行動を取るか、
だのと言った他愛のない話だ。その中で話が盛り上がってくると、『実際に会って話したい』という話が出てきた。
これだ、これを待っていた。私はその話に意気揚々と返事をした。そして少し待つと5人ほどで集まれることになった。場所は
家から電車で1時間程の場所にある駅なので、近すぎることも遠すぎることもない。当日、待ち合わせ場所でじっと待っていると
スマホに『顔もわからないので、小さく右手を上げてください』と連絡がきた。なので右手を上げると、同じことをしている人が
何人かいた。その姿を見て、集まった。集まった時点で、ひとりひとりが自己紹介をしていく。私はネット上では『セブン』で
活動しているので、本名ではなくセブンと名乗った。自己紹介というか、ネット上の名前とその人の照合をしていく。そんな中で、
一つ驚いたことがあった。私が好きなセシウスのファン、それもオフ会に来るようなレベルのファンは女性しかいないと思って
いたのだが、男性が一人紛れ込んでいたことだ。年齢は私と同じくらいであろうか。今回のオフ会は特に事前に性別の確認を
したわけでもないし、女性じゃなければ駄目だ、というような話をしたわけでもない。それならばそういうこともあるだろうと
思って、近くにあるカフェに行くことになった。そこで、セシウスについて様々に話し合った。初登場のシーンが良かった、だの
主人公を助けたシーンで感動した、だのというまさしく私が求めていたような時間だった。そんな風に話自体は非常に楽しかったの
だが、一つ気になることがあった。それは、先ほどの紛れ込んでいた男性、『サイ』さんのボディタッチがやたらと多いのだ。
男性に免疫が全くないわけではないので多少のボディタッチであれば気にしないのだが、手を握ってきたりだとか頭を撫でてきたり
だとかというようなことをされた。さすがにここまで来ると気分が悪くはなったが、といってそんなことを言って楽しいオフ会の
呼ばれるグループがあり、その中に『セシウスファンの集い』と言うものがあった。私はすぐに参加した。それからというもの、
私はSNSでセシウスに対する様々なやり取りをした。あのシーンが良かった、だのこういう時にセシウスならどんな行動を取るか、
だのと言った他愛のない話だ。その中で話が盛り上がってくると、『実際に会って話したい』という話が出てきた。
これだ、これを待っていた。私はその話に意気揚々と返事をした。そして少し待つと5人ほどで集まれることになった。場所は
家から電車で1時間程の場所にある駅なので、近すぎることも遠すぎることもない。当日、待ち合わせ場所でじっと待っていると
スマホに『顔もわからないので、小さく右手を上げてください』と連絡がきた。なので右手を上げると、同じことをしている人が
何人かいた。その姿を見て、集まった。集まった時点で、ひとりひとりが自己紹介をしていく。私はネット上では『セブン』で
活動しているので、本名ではなくセブンと名乗った。自己紹介というか、ネット上の名前とその人の照合をしていく。そんな中で、
一つ驚いたことがあった。私が好きなセシウスのファン、それもオフ会に来るようなレベルのファンは女性しかいないと思って
いたのだが、男性が一人紛れ込んでいたことだ。年齢は私と同じくらいであろうか。今回のオフ会は特に事前に性別の確認を
したわけでもないし、女性じゃなければ駄目だ、というような話をしたわけでもない。それならばそういうこともあるだろうと
思って、近くにあるカフェに行くことになった。そこで、セシウスについて様々に話し合った。初登場のシーンが良かった、だの
主人公を助けたシーンで感動した、だのというまさしく私が求めていたような時間だった。そんな風に話自体は非常に楽しかったの
だが、一つ気になることがあった。それは、先ほどの紛れ込んでいた男性、『サイ』さんのボディタッチがやたらと多いのだ。
男性に免疫が全くないわけではないので多少のボディタッチであれば気にしないのだが、手を握ってきたりだとか頭を撫でてきたり
だとかというようなことをされた。さすがにここまで来ると気分が悪くはなったが、といってそんなことを言って楽しいオフ会の