「あ、ありがとうございます」
「あなた、眠らないと思ったらその宝石に護られていたのね」
「え、これ?」
胸元の欠けた宝石。
落ちたものは粉々になってしまったけれど、ペンダント部分にはまだ少しだけ残っている。
「魔道具ね」
女性は私とネックレスを交互に見る。
この人、魔道具がわかるんだ。
ていうことはもしかして魔女?
「こんな夜更けに一人で歩くなんて危ないわよ」
「すみません。助けてくださってありがとうございます」
女性は腕組みをして不敵に微笑んだ。
「ところで私をつけているみたいだけど、なぜかしら?王女様?」
「あ……」
ヤバイ!
バレてる!
ていうかこの人、私が尾行してた謎の女性だったんだ。
何という失態か。
「ちょうどよかった、あなた一緒に来てもらえる?」
断ることを許されない状況に、私はただ従うしかなかった。
ごめん、アズール。
深追いしすぎたみたいだ。
「あなた、眠らないと思ったらその宝石に護られていたのね」
「え、これ?」
胸元の欠けた宝石。
落ちたものは粉々になってしまったけれど、ペンダント部分にはまだ少しだけ残っている。
「魔道具ね」
女性は私とネックレスを交互に見る。
この人、魔道具がわかるんだ。
ていうことはもしかして魔女?
「こんな夜更けに一人で歩くなんて危ないわよ」
「すみません。助けてくださってありがとうございます」
女性は腕組みをして不敵に微笑んだ。
「ところで私をつけているみたいだけど、なぜかしら?王女様?」
「あ……」
ヤバイ!
バレてる!
ていうかこの人、私が尾行してた謎の女性だったんだ。
何という失態か。
「ちょうどよかった、あなた一緒に来てもらえる?」
断ることを許されない状況に、私はただ従うしかなかった。
ごめん、アズール。
深追いしすぎたみたいだ。