返却された本の中にウィズラブがあり、思わず手に取りパラパラと開く。
アズールはシャルロットの手の甲にキスを落とした。
「私の命に代えてもシャルロット様をお護りします」
シャルロットは心動かなかったみたいだけど、私は胸キュンしすぎて死にそうだった。
私もアズールに言われたい!
萌える!
尊い!
大好きだ~!
なんて仕事中ですら妄想できちゃうこのオタク脳。推しがいるって幸せだ。
本を閉じようとしたとき、急に目の前が眩しい光に包まれて一瞬目が眩んだ。
反射的に目を閉じて本から手を離す。
と同時に、脚立に足をかけていた私はバランスを崩して尻もちをついてしまった。
「いったぁ」
腰とお尻に痛みが走り擦ろうと手を伸ばしたのだが、妙な違和感に気付く。
クリーム色のふわりとしたフレアスカート。
横から垂れる金色の髪。
「何?」
自分の置かれている状況がまったく理解できずいると、緊迫した声が聞こえた。
「シャルロット、しっかりしろ!」
それは確実に私に向けられた言葉のようで、気づけば誰かにしっかりと肩を抱かれている。訳も分からず声の主を見やれば、血相を変えて必死に呼びかけてくる綺麗な銀色の髪の男性が私を見ていた。
「……誰?」
私の呟きに、彼は更に青ざめた顔をした。
アズールはシャルロットの手の甲にキスを落とした。
「私の命に代えてもシャルロット様をお護りします」
シャルロットは心動かなかったみたいだけど、私は胸キュンしすぎて死にそうだった。
私もアズールに言われたい!
萌える!
尊い!
大好きだ~!
なんて仕事中ですら妄想できちゃうこのオタク脳。推しがいるって幸せだ。
本を閉じようとしたとき、急に目の前が眩しい光に包まれて一瞬目が眩んだ。
反射的に目を閉じて本から手を離す。
と同時に、脚立に足をかけていた私はバランスを崩して尻もちをついてしまった。
「いったぁ」
腰とお尻に痛みが走り擦ろうと手を伸ばしたのだが、妙な違和感に気付く。
クリーム色のふわりとしたフレアスカート。
横から垂れる金色の髪。
「何?」
自分の置かれている状況がまったく理解できずいると、緊迫した声が聞こえた。
「シャルロット、しっかりしろ!」
それは確実に私に向けられた言葉のようで、気づけば誰かにしっかりと肩を抱かれている。訳も分からず声の主を見やれば、血相を変えて必死に呼びかけてくる綺麗な銀色の髪の男性が私を見ていた。
「……誰?」
私の呟きに、彼は更に青ざめた顔をした。