どんな時でも寄り添ってくれた。

そばにいてくれた。

深森陸の音楽が。

今、この瞬間だって。

私に言ってくれる。



大丈夫だよって。

どんな時でも味方だよって。



『♪エンディングメロディーは聞こえない
さようならは要らない 欲しい言葉は他にある

エンディングメロディーは聞こえない
きみに贈りたいのは いつだって始まりのメロディー♪』



ありがとう。

ありがとう、陸くん。



「今までそばに居てくれて、ありがとうーーーっ!!」



私はめいいっぱい叫んだ。

この言葉こそが、推しへの、……深森陸への、愛の言葉なんだって分かった。



『始まりのメロディー』が、聞こえた気がする。