広場に戻った遥は仲間にこう伝えた。

遥「友達から電話があったみたいだよ。」
掛「え?ようやく着信が繋がったのか?」
遥「うん、幹が崩れかけたビルの中にいるって・・・」
遼真「幹お姉ちゃんがビルの中に閉じ込められたの⁉」
木村「これは救出するのも大変そうだな!」

すると、ラジオから新しい情報が入ってきた。

キャスター「たった今、入ってきた情報です!」
遥「何?」
キャスター「原宿のビルに複数の人が救出されました!」
遼真「お姉ちゃんが言ってたのこのビルじゃない!?」
キャスター「今救出されたのは、30代くらいの男性です!
      包帯が巻かれていますが、意識はあるようです!」
木村「なんだよ!あの子じゃないのかよ!」
掛「いや、あのビルは崩れかけた瓦礫とかがあって、
  奴を救出することはかなり難しいんだ。」
遥「え、そんな!」

ポイント㉒ 崩れかけた建物は救出が困難な場所もある。

すると、再び物凄く強い揺れを感じた。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

そして、揺れがされに増し、その余震は病院の広場でも発生した。
遥達はそれに気づいて・・・

ドカーン‼

遥「キャッ!」

そして、机等が倒れ、備蓄品も崩れ落ち、最大の余震が発生した。

ゴオオオオオ‼
ガシャーン‼バタン‼

キャスター「今、東京都内が激しく大きく揺れています‼」

多くの避難民が身を寄せている、

キャスター「震度6強です‼震度6強です‼」

遥は幹の事を心配した。

遥「幹・・・!」

崩れていくビルを思い浮かべながら
幹の言葉を思い出した。

幹「ずっと・・・友達だから・・・」

遥「幹ィィィィィィィィィィ————ッ‼」