二階堂友左のside

いつもの癖でわたしはポケットに手をつっこんでいた。学園からの命令で1人の人間を連れてこい、というクソめんどくせー命令をなんでわたしがやらなくちゃいけねーんだよということが伝わるように小さく舌打ちをした後に命令を承知した。これだからこの学園めんどくさいんだよなー、え って は?…ぶつか―― 
「ドサッ」「すいません!だいじょうぶでした?」どうやら人とぶつかってしまったようだった。「わたしはだいじょうぶですよ」わたしは笑顔で返す。
「でも血が…」「今絆創膏もってるんでだいじょうぶです」「そうか、よかった。」「じゃあ、俺はここで」彼が去ったあとわたしは手袋を外し傷跡に手を当てる。…治った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー