作品番号 1654340
最終更新 2021/11/30
青春・恋愛
6ページ
完
総文字数/
18,733
「明日には、僕は死んでしまうから。最後に好きなことやろうと思って」
そう告げた目の前の彼は、彼曰く、私のクラスメイトらしい。私には見覚えのない彼と出会ってから、秘密の放課後がはじまった。
明日には死ぬって言ってたくせに、毎日毎日私の前に彼曰く、化けて出てくる。
「君と話せば話すほど、心が惹かれちゃってさ」
「適当なことばっかり言う」
「本心だよ」
「じゃあ、本当の名前を教えて。あなたは誰?」
放課後だけの、短い2人の時間。