当事者は自分のはずなのに、自分が一番ショックを受けているはずなのに、その場でお医者さんのお話を聞いていた家族の中で私が一番冷静だった。


だからこそ聞くことができたのだろう。



私の余命はあとどれくらいですか、と。



返ってきた答えは私の予想をはるかに超えるものだった。