でも、そうすることができないのは私の中に彼に嫌われるのだはないだろうか、残り時間の少ない私に愛想をつかしてどこかへ行ってしまうのではないか、という疑いがあるせいだ。



そんなことはない、と分かっているのにどうしても考えてしまう。なぜ、彼を信じ切ることができないのだろうか。