「ごめん、紫晶は貴重だから実験できなかった結果だね」
「まあいいじゃない。結果はこれなんだから」
リタが横たわるサンドシャークを指し示した。本当に大きくて魚拓にとって残しておきたいくらいだ。『解体』を使って手に入れた浮袋も大きくて、産出できる水の量も多そうだった。
「みんなもうちょっと待っていてね。こいつの歯も回収するから」
「また矢じりを作るの?」
「違うよ、リタ。今度は自分用の剣を作ろうと考えているんだ」
「この歯で剣? 確かにこれは大きいけど、剣を作れるほどじゃないわ。せいぜい小型のナイフくらいじゃない?」
「えへへ、これは連結して使うんだよ」
サメの歯に穴をあけて魔力伝導率の高いワイヤーで連結するのだ。ワイヤーは伸縮可能で、伸ばせば鞭に、縮めれば剣として使える。家に帰ったらさっそく作ってみるとしよう。
休憩時にスキルをフル稼働してフカヒレを乾燥熟成させた。『料理』のスキルは偉大だ。これで傷むことなく保存できる。いつか材料がそろったら最高のフカヒレスープを作る予定だ。
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「まあいいじゃない。結果はこれなんだから」
リタが横たわるサンドシャークを指し示した。本当に大きくて魚拓にとって残しておきたいくらいだ。『解体』を使って手に入れた浮袋も大きくて、産出できる水の量も多そうだった。
「みんなもうちょっと待っていてね。こいつの歯も回収するから」
「また矢じりを作るの?」
「違うよ、リタ。今度は自分用の剣を作ろうと考えているんだ」
「この歯で剣? 確かにこれは大きいけど、剣を作れるほどじゃないわ。せいぜい小型のナイフくらいじゃない?」
「えへへ、これは連結して使うんだよ」
サメの歯に穴をあけて魔力伝導率の高いワイヤーで連結するのだ。ワイヤーは伸縮可能で、伸ばせば鞭に、縮めれば剣として使える。家に帰ったらさっそく作ってみるとしよう。
休憩時にスキルをフル稼働してフカヒレを乾燥熟成させた。『料理』のスキルは偉大だ。これで傷むことなく保存できる。いつか材料がそろったら最高のフカヒレスープを作る予定だ。
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