「私は構わんが、それでは割りに合わなくないか?」
魔結晶でもらった方が価値はあるんだけど、僕にとってはこちらの方が都合はいい。
「いいの、いいの。お願いね」
水不足が解決できることがわかって僕は上機嫌だった。張り切って修理をしていくことにしよう。
「この戦斧を改造してみるか……」
そうつぶやくと近くにいた大男が待ったをかけてきた。
「待て、待て。それは俺の戦斧だぞ。勝手にいじってもらっては困る」
身長が二メートルいじょうある男の人が僕を睨みつけている。ゲジゲジ眉で口ひげも真っ黒だ。ずいぶんと大きくて重たい戦斧だと思ったけど、この人なら使いこなせるのだろう。
「貴方の戦斧ですか?」
「そうだ。俺は黒い刃一の力持ち。剛力のキャブルだ」
「使い慣れた物でしょうからバランスを崩したりはしませんよ。とにかく折れた柄をくっつけてしまいますね」
簡単な修理なので一分もかからない。でも、あっという間に直したのでキャブルさんは驚いて目を見開いていた。
「これでよしと。どれどれ……」
修理の終わった戦斧を振って不具合がないか確かめる。これだけ重くて切れ味が良ければ、攻撃力も高そうだ。でも、ロマンが足りていない……。
「俺の戦斧をそのように軽々と……」
驚くキャブルさんにメリッサが説明する。
「セラは力持ち。レッドボアを持ち上げる」
「はあっ!? 姫様、何を言って……」
驚いているということは、僕がレッドボアを持ち上げるのを見ていなかったんだね。
「キャブルさん、この戦斧をパワーアップしてもいいですか?」
「かまわんが……」
お許しが出たのなら早速やってしまおう。手持ちの赤晶と緑晶を使って斧の背面にジェット機構を取り付けちゃえ!
出来上がった戦斧をキャブルさんは不思議そうに見ている。
「何やら奇怪な穴が二つ付いているのだが」
「それはジェットの噴射口ですよ。そこから噴流が排出されて、その反作用で斧が推進力を得るんです」
「じぇ、じぇっと?」
「百聞は一見に如かずですね。使い方を御覧に入れますので来てください」
僕らは中庭に移動した。メリッサをはじめとした黒い刃のメンバーも何事かと集まってきている。ちょうどいい岩が中庭にあった。高さは三メートルくらいで僕よりも大きい。
魔結晶でもらった方が価値はあるんだけど、僕にとってはこちらの方が都合はいい。
「いいの、いいの。お願いね」
水不足が解決できることがわかって僕は上機嫌だった。張り切って修理をしていくことにしよう。
「この戦斧を改造してみるか……」
そうつぶやくと近くにいた大男が待ったをかけてきた。
「待て、待て。それは俺の戦斧だぞ。勝手にいじってもらっては困る」
身長が二メートルいじょうある男の人が僕を睨みつけている。ゲジゲジ眉で口ひげも真っ黒だ。ずいぶんと大きくて重たい戦斧だと思ったけど、この人なら使いこなせるのだろう。
「貴方の戦斧ですか?」
「そうだ。俺は黒い刃一の力持ち。剛力のキャブルだ」
「使い慣れた物でしょうからバランスを崩したりはしませんよ。とにかく折れた柄をくっつけてしまいますね」
簡単な修理なので一分もかからない。でも、あっという間に直したのでキャブルさんは驚いて目を見開いていた。
「これでよしと。どれどれ……」
修理の終わった戦斧を振って不具合がないか確かめる。これだけ重くて切れ味が良ければ、攻撃力も高そうだ。でも、ロマンが足りていない……。
「俺の戦斧をそのように軽々と……」
驚くキャブルさんにメリッサが説明する。
「セラは力持ち。レッドボアを持ち上げる」
「はあっ!? 姫様、何を言って……」
驚いているということは、僕がレッドボアを持ち上げるのを見ていなかったんだね。
「キャブルさん、この戦斧をパワーアップしてもいいですか?」
「かまわんが……」
お許しが出たのなら早速やってしまおう。手持ちの赤晶と緑晶を使って斧の背面にジェット機構を取り付けちゃえ!
出来上がった戦斧をキャブルさんは不思議そうに見ている。
「何やら奇怪な穴が二つ付いているのだが」
「それはジェットの噴射口ですよ。そこから噴流が排出されて、その反作用で斧が推進力を得るんです」
「じぇ、じぇっと?」
「百聞は一見に如かずですね。使い方を御覧に入れますので来てください」
僕らは中庭に移動した。メリッサをはじめとした黒い刃のメンバーも何事かと集まってきている。ちょうどいい岩が中庭にあった。高さは三メートルくらいで僕よりも大きい。