次の日。
小さな葬儀が執り行われた。
小さいといっても、町中から人々が集まり別れを惜しんでいた。
無くなったのは、一人の勇敢な青年らしい。
いつも誰に対しても親切で、剣の技術は勇者クラスに匹敵するといわれた皆から愛されていたそうだ。
青年が発見された日。
青年は、犯人のものと思われるナイフが刺さっており顔に布が当てられた状態で発見された。
布を外した下には、穏やかな顔があったらしい。