ぼくの人生は君の手の中
人はぼくを頭がおかしいなにも見えていないと言う
君に全てを賭けるなんてと
なぜこうなったのかは今でも謎で
君が頭から離れない
君が頭から離れない。ぼくの人生は君の手の中?
直訳とはいえちょっと怖いと思ってしまうぼくには、やっぱりラブソングの歌詞を訳す資格なんてないんだろう。
もしも、もしもぼくが最音莉愛に恋をしたとしたら、人はぼくをおかしいと言うのだろうか。
彼女は他の人間からしてみれば、見た目は綺麗でも性格のねじ曲がった気の強い嫌な女で、確かにそういう一面もあるだけに、否定はできない。
だけど、とそこまで考え始めると、もう頭がフリーズしてしまう。
恋に溺れる男の気持ちを甘く歌った曲の歌詞に、自分なりの解釈を加えるなんて、そんなことをしている暇はぼくにはないのだ。