翌日約束通りリハビリテーションルームに由佳と共に顔を出した陽菜。そこではすでに亨がリハビリを行っていた。
「もう始まっている。がんばって亨兄ちゃん」
その後暫らく亨のリハビリを見ていた陽菜の下にリハビリを終えた亨がやって来た。
「お疲れさま亨兄ちゃん」
笑顔で声をかける陽菜に対し亨も満面の笑みで応える。
「ほんとに来たんだな?」
「当たり前じゃない。それより随分松葉杖で歩けるようになったんだね」
「まあな。それでなぁ陽菜、俺退院決まったんだ」
「えっほんと? おめでとう。それでいつ退院なの?」
亨の退院を祝福しつつも心の奥底では寂しさを募らせる陽菜であった。
「来週末に決まったんだ。それまではここに入院しながらリハビリを続けて退院してからも何度かリハビリに通う事になる」
亨の言葉に陽菜は寂しそうに下を向いてしまう。
「寂しくなるなぁ。でも仕方ないよね、いつかは退院する日が来るのは分かっていたんだから」
「そんな寂しがるな、お前がそんな事を言ってると俺も退院し辛いだろ? とにかく病室に戻ろう、一緒に行くから」
そうして彼らは由佳を加えた三人で陽菜の病室に向かった。
「もう始まっている。がんばって亨兄ちゃん」
その後暫らく亨のリハビリを見ていた陽菜の下にリハビリを終えた亨がやって来た。
「お疲れさま亨兄ちゃん」
笑顔で声をかける陽菜に対し亨も満面の笑みで応える。
「ほんとに来たんだな?」
「当たり前じゃない。それより随分松葉杖で歩けるようになったんだね」
「まあな。それでなぁ陽菜、俺退院決まったんだ」
「えっほんと? おめでとう。それでいつ退院なの?」
亨の退院を祝福しつつも心の奥底では寂しさを募らせる陽菜であった。
「来週末に決まったんだ。それまではここに入院しながらリハビリを続けて退院してからも何度かリハビリに通う事になる」
亨の言葉に陽菜は寂しそうに下を向いてしまう。
「寂しくなるなぁ。でも仕方ないよね、いつかは退院する日が来るのは分かっていたんだから」
「そんな寂しがるな、お前がそんな事を言ってると俺も退院し辛いだろ? とにかく病室に戻ろう、一緒に行くから」
そうして彼らは由佳を加えた三人で陽菜の病室に向かった。