「初めまして草薙由佳と言います。まさか親友の陽菜が翔さんと知り合いだったなんて聞いてすごく驚いています」
「初めまして吉田亨と言います、一応翔としてアイドルやらせてもらっています。僕の方こそこんな所で幼馴染の陽菜と会えるなんて驚いているよ。こちらこそよろしく、これからも陽菜と仲良くしてやってね」
「はい、もちろんです」
陽菜はベッドでの亨の様子や由佳からも聞いていたため大体の予想はついていたものの亨が何故この病院に入院してきたかを訊ねる。
「ところで亨兄ちゃんはどうしてここに入院しているの? なんか骨折したって話は聞いたけど」
「そうなんだ、ちょっとこれ見てくれよ」
亨が足の方を指さすとそこにはギプスで固定され吊られている左足があった。
「ちょっとライブのリハーサル中にステージから落ちて足を骨折しちまってな、それで今ここにいるわけ。俺もドジだよなぁ」
「そうなんだぁ、早く治ると良いね」
「そうだな、結局ライブも延期になっちまって大勢の人に迷惑をかけちまった。もちろんファンのみんなにも、だからとにかく早く治さないと」
(やっぱり落ち込んでいるのかなぁ? こんな時どう声をかけてあげたらいいんだろう。とにかく何か言ってあげないと……)
そんな風に思った陽菜は、少しでも亨の励みになればと口を開く。
「初めまして吉田亨と言います、一応翔としてアイドルやらせてもらっています。僕の方こそこんな所で幼馴染の陽菜と会えるなんて驚いているよ。こちらこそよろしく、これからも陽菜と仲良くしてやってね」
「はい、もちろんです」
陽菜はベッドでの亨の様子や由佳からも聞いていたため大体の予想はついていたものの亨が何故この病院に入院してきたかを訊ねる。
「ところで亨兄ちゃんはどうしてここに入院しているの? なんか骨折したって話は聞いたけど」
「そうなんだ、ちょっとこれ見てくれよ」
亨が足の方を指さすとそこにはギプスで固定され吊られている左足があった。
「ちょっとライブのリハーサル中にステージから落ちて足を骨折しちまってな、それで今ここにいるわけ。俺もドジだよなぁ」
「そうなんだぁ、早く治ると良いね」
「そうだな、結局ライブも延期になっちまって大勢の人に迷惑をかけちまった。もちろんファンのみんなにも、だからとにかく早く治さないと」
(やっぱり落ち込んでいるのかなぁ? こんな時どう声をかけてあげたらいいんだろう。とにかく何か言ってあげないと……)
そんな風に思った陽菜は、少しでも亨の励みになればと口を開く。