「あっ待って、亨君今ケータイ電話持っているかな?」
その問いかけに踵を返しつつ応える亨。
「今手元にはないですけど持っていますよ、それが何ですか?」
「じゃあダメかしら、もしもの時のためにケータイ電話の番号を聞いておこうと思ったんだけど」
「そうですか、そう言うことなら分かりました。大丈夫ですよ番号覚えていますから。ただ一つお願いがあるのですが」
「何お願いって」
「お願いだからもしもの時なんて事言わないでください! それでは陽菜が死んでしまうみたいじゃないですか」
「そうね、言葉には気を付けるわ。あたしもダメね、そんなつもりは全然なかったんだけど」
「僕の方こそごめんなさい。少し言い方がきつくなってしまったかもしれません」
「とんでもない全然そんな事ないわ。それに陽菜のことを思ってのことでしょ? 怒ってなんかないから安心して。とにかく悪いけど登録してくれるかしら、あたしこういうの疎くて」
そう言うと自分のケータイ電話を差し出す陽子。
その問いかけに踵を返しつつ応える亨。
「今手元にはないですけど持っていますよ、それが何ですか?」
「じゃあダメかしら、もしもの時のためにケータイ電話の番号を聞いておこうと思ったんだけど」
「そうですか、そう言うことなら分かりました。大丈夫ですよ番号覚えていますから。ただ一つお願いがあるのですが」
「何お願いって」
「お願いだからもしもの時なんて事言わないでください! それでは陽菜が死んでしまうみたいじゃないですか」
「そうね、言葉には気を付けるわ。あたしもダメね、そんなつもりは全然なかったんだけど」
「僕の方こそごめんなさい。少し言い方がきつくなってしまったかもしれません」
「とんでもない全然そんな事ないわ。それに陽菜のことを思ってのことでしょ? 怒ってなんかないから安心して。とにかく悪いけど登録してくれるかしら、あたしこういうの疎くて」
そう言うと自分のケータイ電話を差し出す陽子。