「どうして千夏ちゃんが謝るんです? 病気なんだから仕方ないじゃないですか。千夏ちゃんが謝る事でもありません!」
「確かにそうかもしれないけど、せっかく来てくれたのに申し訳ないと思って……」
「良いんですよ別に、では僕はもう帰りますね、陽菜の事をよろしくお願いします」
亨の願いに矢嶋は笑顔で応える。
「はいお任せください」
こうして陽菜に会う事が出来なかった亨はがっくりと肩を落としつつ自分の病室に帰っていった。
その後亨は自分の病室に帰ったものの、陽菜の様子が心配でたまらなくなってしまいその晩は食事ものどを通らず、そして夜も心配でなかなか寝付けなかった。
翌朝の食事もほとんど残してしまった亨は食べ終わるとすぐさま陽菜の下に向かった。
はやる気持ちを抑えつつ車椅子を走らせる亨。ようやく陽菜の病室の前にたどり着いた亨であったが、依然面会謝絶の札はかかったままであった。
亨が陽菜の病室の前に佇んでいると、この時突然病室のドアが開いた。
「確かにそうかもしれないけど、せっかく来てくれたのに申し訳ないと思って……」
「良いんですよ別に、では僕はもう帰りますね、陽菜の事をよろしくお願いします」
亨の願いに矢嶋は笑顔で応える。
「はいお任せください」
こうして陽菜に会う事が出来なかった亨はがっくりと肩を落としつつ自分の病室に帰っていった。
その後亨は自分の病室に帰ったものの、陽菜の様子が心配でたまらなくなってしまいその晩は食事ものどを通らず、そして夜も心配でなかなか寝付けなかった。
翌朝の食事もほとんど残してしまった亨は食べ終わるとすぐさま陽菜の下に向かった。
はやる気持ちを抑えつつ車椅子を走らせる亨。ようやく陽菜の病室の前にたどり着いた亨であったが、依然面会謝絶の札はかかったままであった。
亨が陽菜の病室の前に佇んでいると、この時突然病室のドアが開いた。