「おはよう陽菜ちゃん、どうぐっすり眠れた?」
「あっ千夏ちゃんおはよう。良く眠れたよ」
「そうそれはよかった。今日の調子はどう、どこか具合悪い所は無い?」
「大丈夫だよ千夏ちゃん。元気満タン、どこも悪くないって」
「じゃあ体温計ってみようか」
「どこも悪くないのになぁ」
この様に小さな声で呟く陽菜はどこか不満そうだった。
「分かっているでしょ、いつもの決まりなの」
「ねえねえそれより千夏ちゃんこれ見てよ」
そう言うと亨からもらったデジタルオーディオを嬉しそうに見せびらかす陽菜。
「良いじゃない、どうしたのそれ?」
矢嶋は疑問の表情で尋ねる。
「亨兄ちゃんに貰ったの。それだけじゃないのよ、翔のデビュー当時から最新の曲までほとんどの曲を入れてくれたの」
「そうなの良かったじゃない。これでいつでも翔さんの曲が聞けるわね」
「うんほんと嬉しい。今まで病室にこもりきりであまり楽しみもなかったけど久しぶりに亨兄ちゃんと再会して初めて楽しいと思えたの」
「そうなの、羨ましいなぁ? あんな大スターと知り合いだなんて」
そんな風に陽菜が自慢げに話をしていると、体温計の計測終了を知らせる音が『ピピピ……』となり響いた。
「あっ千夏ちゃんおはよう。良く眠れたよ」
「そうそれはよかった。今日の調子はどう、どこか具合悪い所は無い?」
「大丈夫だよ千夏ちゃん。元気満タン、どこも悪くないって」
「じゃあ体温計ってみようか」
「どこも悪くないのになぁ」
この様に小さな声で呟く陽菜はどこか不満そうだった。
「分かっているでしょ、いつもの決まりなの」
「ねえねえそれより千夏ちゃんこれ見てよ」
そう言うと亨からもらったデジタルオーディオを嬉しそうに見せびらかす陽菜。
「良いじゃない、どうしたのそれ?」
矢嶋は疑問の表情で尋ねる。
「亨兄ちゃんに貰ったの。それだけじゃないのよ、翔のデビュー当時から最新の曲までほとんどの曲を入れてくれたの」
「そうなの良かったじゃない。これでいつでも翔さんの曲が聞けるわね」
「うんほんと嬉しい。今まで病室にこもりきりであまり楽しみもなかったけど久しぶりに亨兄ちゃんと再会して初めて楽しいと思えたの」
「そうなの、羨ましいなぁ? あんな大スターと知り合いだなんて」
そんな風に陽菜が自慢げに話をしていると、体温計の計測終了を知らせる音が『ピピピ……』となり響いた。