それまで笑顔で会話をしていた翔であったが、突然その表情は険しいものに変わった。
「ところでこの前言っていたけど陽菜の病気ってそんなに悪いのか?」
「そうね、結構厳しいのは確かかな?」
陽菜が応えるがそれを遮るように由佳が言葉をかぶせてくる。
その声は若干怒りを帯びていたがそれは陽菜の事を思っての事であった。
「でも中学生の時にドナーが見つかったんです。それなのにこの子ったらやっと移植出来るって言うのに手術が怖くて移植を断ってしまったんです!」
「そう言えばこの前もそんな事言っていたね、どうしてせっかくのチャンスを断っちゃったの?」
亨の言葉に更に続ける由佳。
「そうですよ、あの時手術していればもしかしたら今頃元気に走り回れたかもしれないのに。ほんとバカなんだから」
陽菜のことを思い優しく怒ってみせる由佳であったが、その由佳に対し小さな反論をする陽菜。
「そんな事言ったって心臓の手術だよ、怖くない訳ないじゃない。ただでさえ手術をするとなれば怖いのにそれが心臓だもん怖いに決まっているよ」
反論する陽菜に対して亨はやさしく声をかける。
「ところでこの前言っていたけど陽菜の病気ってそんなに悪いのか?」
「そうね、結構厳しいのは確かかな?」
陽菜が応えるがそれを遮るように由佳が言葉をかぶせてくる。
その声は若干怒りを帯びていたがそれは陽菜の事を思っての事であった。
「でも中学生の時にドナーが見つかったんです。それなのにこの子ったらやっと移植出来るって言うのに手術が怖くて移植を断ってしまったんです!」
「そう言えばこの前もそんな事言っていたね、どうしてせっかくのチャンスを断っちゃったの?」
亨の言葉に更に続ける由佳。
「そうですよ、あの時手術していればもしかしたら今頃元気に走り回れたかもしれないのに。ほんとバカなんだから」
陽菜のことを思い優しく怒ってみせる由佳であったが、その由佳に対し小さな反論をする陽菜。
「そんな事言ったって心臓の手術だよ、怖くない訳ないじゃない。ただでさえ手術をするとなれば怖いのにそれが心臓だもん怖いに決まっているよ」
反論する陽菜に対して亨はやさしく声をかける。