「そんなこと言わないで、ねえ良いでしょ千夏ちゃん」
必死に懇願する陽菜に対し、翔が入院している間だけだろうからと仕方なく許可を出してしまう矢嶋。
「仕方ないわね、でもあまり頻繁に行ってはダメよ」
「ありがとう千夏ちゃん」
満面の笑みで喜ぶ陽菜、しかしまだその続きがあった。
「待って最後まで聞きなさい。良い陽菜ちゃん、行っても良いけど少しでも調子が悪いと思ったら行くのを控えること。それともし行っても体調の事を考えてあまり長居は禁物よ、良い分かったね」
「分かりました、ありがとう千夏ちゃん」
「それじゃあ今日はもう休みなさい。翔さんの病室まで行って思わぬ出来事まであったから疲れたんじゃない。由佳ちゃんも面会時間とっくに過ぎているのよ」
「はぁい、陽菜じゃあね、また来るからね」
「うんありがとう。また来てくれるの待っているね」
その晩陽菜はあまりの出来ごとに興奮してしまいなかなか寝付くことが出来なかった。
(まさかこんな所で亨兄ちゃんに会えるなんて思わなかったな。その上あの翔が亨兄ちゃんだったなんて、明日からの入院生活が楽しみじゃない……)
必死に懇願する陽菜に対し、翔が入院している間だけだろうからと仕方なく許可を出してしまう矢嶋。
「仕方ないわね、でもあまり頻繁に行ってはダメよ」
「ありがとう千夏ちゃん」
満面の笑みで喜ぶ陽菜、しかしまだその続きがあった。
「待って最後まで聞きなさい。良い陽菜ちゃん、行っても良いけど少しでも調子が悪いと思ったら行くのを控えること。それともし行っても体調の事を考えてあまり長居は禁物よ、良い分かったね」
「分かりました、ありがとう千夏ちゃん」
「それじゃあ今日はもう休みなさい。翔さんの病室まで行って思わぬ出来事まであったから疲れたんじゃない。由佳ちゃんも面会時間とっくに過ぎているのよ」
「はぁい、陽菜じゃあね、また来るからね」
「うんありがとう。また来てくれるの待っているね」
その晩陽菜はあまりの出来ごとに興奮してしまいなかなか寝付くことが出来なかった。
(まさかこんな所で亨兄ちゃんに会えるなんて思わなかったな。その上あの翔が亨兄ちゃんだったなんて、明日からの入院生活が楽しみじゃない……)