「それでね、翔がいつでも行けるように話しておくから調子のいい時にでも来たらどうだって言ってくれたの。翔も自分の脚がよくなって車椅子に乗れるようになったらこっちに来てくれるって、行っても良いよね」
「うーん本人がそう言っているんだからダメとは言えないけど、他の患者さんの手前あなた達だけ特別扱いする訳にはねえ……」
渋い表情を浮かべる千夏に対し、どうしても亨のもとに行きたい陽菜は更に頼み込む。
「えぇ良いじゃない、亨兄ちゃんだっていいって言っているんだから」
「亨兄ちゃん? あっそうか、翔さんの本名は亨さんて言うんだっけ」
「ねぇ良いでしょ、すごく久しぶりに再会したんだから」
「そう言えばあなたさっき聞き捨てならない事を言ったわね、翔さんの足が良くなったら翔さんもこの病室に来るって? そんなのダメに決まっているでしょ、そんな事したら病院中大騒ぎになるわ」
「だったら亨兄ちゃんは退院するまでずっと病室にこもっていろと言うの?」
「そうは言わないけど、あまり大ごとにはしたくないのよ」
「うーん本人がそう言っているんだからダメとは言えないけど、他の患者さんの手前あなた達だけ特別扱いする訳にはねえ……」
渋い表情を浮かべる千夏に対し、どうしても亨のもとに行きたい陽菜は更に頼み込む。
「えぇ良いじゃない、亨兄ちゃんだっていいって言っているんだから」
「亨兄ちゃん? あっそうか、翔さんの本名は亨さんて言うんだっけ」
「ねぇ良いでしょ、すごく久しぶりに再会したんだから」
「そう言えばあなたさっき聞き捨てならない事を言ったわね、翔さんの足が良くなったら翔さんもこの病室に来るって? そんなのダメに決まっているでしょ、そんな事したら病院中大騒ぎになるわ」
「だったら亨兄ちゃんは退院するまでずっと病室にこもっていろと言うの?」
「そうは言わないけど、あまり大ごとにはしたくないのよ」