自分の病室に戻った陽菜たちは思わぬ出来事に興奮し、未だドキドキしていた。
「びっくりしたねぇ、まさか陽菜お気に入りの翔の正体が陽菜の幼馴染だったなんて」
「あたしこそびっくりしたわよ、まさかあの翔が亨兄ちゃんだったなんて夢にも思わなかったわ」
「ねぇどうする? 翔はまた来てとは言っていたけどほんとに行く? 行くなら毎日でも見舞いに来て車いす押すわよ」
由佳の嬉しい問いかけに対し、陽菜は全てを言いきる前に返事をしていた。
「もちろん行くに決まっているじゃない、連れて行ってくれる?」
「もちろん、陽菜の為ならなんだってするわよ」
そう言い放った由佳であったが、この時陽菜は由佳にほかの狙いがあったことを見抜いていた。
「そう言いながら由佳の方こそほんとは自分が亨兄ちゃんに会いたいからその口実に言っているだけなんじゃないの? 何しろあの翔に堂々と会えるんだからね」
不敵な笑みを浮かべながら言う陽菜に、同様に朗らかな笑顔で返す由佳。
「びっくりしたねぇ、まさか陽菜お気に入りの翔の正体が陽菜の幼馴染だったなんて」
「あたしこそびっくりしたわよ、まさかあの翔が亨兄ちゃんだったなんて夢にも思わなかったわ」
「ねぇどうする? 翔はまた来てとは言っていたけどほんとに行く? 行くなら毎日でも見舞いに来て車いす押すわよ」
由佳の嬉しい問いかけに対し、陽菜は全てを言いきる前に返事をしていた。
「もちろん行くに決まっているじゃない、連れて行ってくれる?」
「もちろん、陽菜の為ならなんだってするわよ」
そう言い放った由佳であったが、この時陽菜は由佳にほかの狙いがあったことを見抜いていた。
「そう言いながら由佳の方こそほんとは自分が亨兄ちゃんに会いたいからその口実に言っているだけなんじゃないの? 何しろあの翔に堂々と会えるんだからね」
不敵な笑みを浮かべながら言う陽菜に、同様に朗らかな笑顔で返す由佳。