「本日伺ったのは陽菜さんとの結婚のお許しを頂きにまいりました。陽菜さんと結婚させてください、よろしくお願いします!」
そう言うと座布団から降り後ろに下がると深々と頭を下げる亨。
「なにしているの? 頭をあげて頂戴」
その声に亨はゆっくりと頭をあげる。
「二人ともよく聞いて、あなたたちが結婚する事に反対はしないわ。この話を聞いて先日主人にも二人の結婚の事を伝えたら大賛成だって。ほんとは寂しいのにね」
この時陽子の表情には朗らかな笑みが浮かんでいた。
ところが次の瞬間陽子の表情は真剣なものに変わった。
「でも亨君、念のため確認するけどほんとに陽菜と結婚して良いの?」
「ダメですか?」
「さっきも言ったでしょ、ダメじゃないわ。だけど陽菜は移植したとはいえまだこの先ずっと通院は続くのよ。それでもいいの?」
「そんなの構いません。決めたんです、この先ずっと陽菜を支えていくって。それにこの事は手術の時に言ったと思いますが」
「ありがとう亨君、この子の母親としてもうれしいわ」
そこへ陽菜が改めて礼を言う。
そう言うと座布団から降り後ろに下がると深々と頭を下げる亨。
「なにしているの? 頭をあげて頂戴」
その声に亨はゆっくりと頭をあげる。
「二人ともよく聞いて、あなたたちが結婚する事に反対はしないわ。この話を聞いて先日主人にも二人の結婚の事を伝えたら大賛成だって。ほんとは寂しいのにね」
この時陽子の表情には朗らかな笑みが浮かんでいた。
ところが次の瞬間陽子の表情は真剣なものに変わった。
「でも亨君、念のため確認するけどほんとに陽菜と結婚して良いの?」
「ダメですか?」
「さっきも言ったでしょ、ダメじゃないわ。だけど陽菜は移植したとはいえまだこの先ずっと通院は続くのよ。それでもいいの?」
「そんなの構いません。決めたんです、この先ずっと陽菜を支えていくって。それにこの事は手術の時に言ったと思いますが」
「ありがとう亨君、この子の母親としてもうれしいわ」
そこへ陽菜が改めて礼を言う。