そこにははっきりと本田がナイフを持ちマイクたちに襲い掛かる姿が映っていた。

「これは、あいつらが言っていたことは本当だったようですね」

「何ですかその言い草は、あなた方は彼らが外国人であることを理由にはなから彼らが犯人と決めつけたではないですか、そのことへの謝罪の言葉はないんですか!」

「確かにそうですね、申し訳ありませんでした」

「私にではない、彼らにです! 結果的に刺してしまいましたが正当防衛です。相手方も傷は浅く命に別状はなかったんでしょ、釈放してくれますよね」

「分かりました、すぐに手続きに入りましょう」

その後マイクの疑いは晴れたが人を刺してしまったことに変わりはなく、それでも正当防衛が認められることとなった。

対して本田は銃刀法違反と殺人未遂が付く事となり逮捕されることとなった。