「良く録れているじゃないですか、これなら大丈夫です! あとは不正の証拠となる音声が録れていればいいんですが。とにかくもう少し聞いてみましょう」
伊藤が録音の続きを聞くと、そこからは給料を不当に安く支払っている現実やマイクたち外国人社員を差別する扱いなどの証拠となる音声がはっきりと聞こえてきた。
そしてパスポートを取り上げ飼い殺しにしようとしている証拠も。
「これは酷いな、思った以上だ!」
思わず伊藤の口から洩れてしまった言葉であり更に伊藤は続ける。
「という事はこの会社の経営者は考えを改めるつもりはないという事だな? だったら明日すぐにでも交渉に向かおう」
「よろしくお願いします」
深々と頭を下げ懇願するマイクとエリック。
「お任せください、最大限努力します」
寮に帰った二人は仲間たちを部屋に呼ぶとマイクが伊藤のもとへ行った際の報告と今後の予定を伝える。
「今弁護士の先生の所から帰って来たよ、今日録音したICレコーダーを渡してきた。向こうで確認したけど良く録れていたよ」
「それでどうだって? 社長たちを懲らしめる事出来るのか」
急かすように尋ねるアインに落ち着くよう促すマイク。
伊藤が録音の続きを聞くと、そこからは給料を不当に安く支払っている現実やマイクたち外国人社員を差別する扱いなどの証拠となる音声がはっきりと聞こえてきた。
そしてパスポートを取り上げ飼い殺しにしようとしている証拠も。
「これは酷いな、思った以上だ!」
思わず伊藤の口から洩れてしまった言葉であり更に伊藤は続ける。
「という事はこの会社の経営者は考えを改めるつもりはないという事だな? だったら明日すぐにでも交渉に向かおう」
「よろしくお願いします」
深々と頭を下げ懇願するマイクとエリック。
「お任せください、最大限努力します」
寮に帰った二人は仲間たちを部屋に呼ぶとマイクが伊藤のもとへ行った際の報告と今後の予定を伝える。
「今弁護士の先生の所から帰って来たよ、今日録音したICレコーダーを渡してきた。向こうで確認したけど良く録れていたよ」
「それでどうだって? 社長たちを懲らしめる事出来るのか」
急かすように尋ねるアインに落ち着くよう促すマイク。