「わたしの見立てではほぼ間違いなく売れるかと、本人の目の前で言うのもなんですがわたしは磨けば光る原石だと思っています。ただこれはどの世界にも言える事だと思いますがこの世界にも絶対と言う言葉はありません。あとは本人の努力次第かと」
(本人の努力次第か、この人最後に逃げ道を作ったな? 結局は最後にこう言っておけば売れなかった時の言い訳になる。でも確かに本人次第には違いないんだけど、さてどうしたものかな? 杏奈の性格はよく知っている、そう簡単には引き下がらないだろうな? そもそもこの子が売れるためにはいくら位かかるんだろうか?)
気になった直樹は聞いてみることにした。
「ひとつ教えて下さい」
「何でしょう、出来る限り応えますので言ってみて下さい」
「ありがとうございます。お聞きしたいことというのは費用の事なんですが、この子が売れるためにはいくら位必要なんでしょうか?」
「と言うのはどう言う事でしょう」
言っている意味が分からず、思わず岩崎は聞き返してしまった。
「レッスン料などの事です。どの位かかるものなのでしょうか?」
この質問に対し岩崎は笑顔を浮かべ応える。
(本人の努力次第か、この人最後に逃げ道を作ったな? 結局は最後にこう言っておけば売れなかった時の言い訳になる。でも確かに本人次第には違いないんだけど、さてどうしたものかな? 杏奈の性格はよく知っている、そう簡単には引き下がらないだろうな? そもそもこの子が売れるためにはいくら位かかるんだろうか?)
気になった直樹は聞いてみることにした。
「ひとつ教えて下さい」
「何でしょう、出来る限り応えますので言ってみて下さい」
「ありがとうございます。お聞きしたいことというのは費用の事なんですが、この子が売れるためにはいくら位必要なんでしょうか?」
「と言うのはどう言う事でしょう」
言っている意味が分からず、思わず岩崎は聞き返してしまった。
「レッスン料などの事です。どの位かかるものなのでしょうか?」
この質問に対し岩崎は笑顔を浮かべ応える。