「その時に高校を卒業したら東京で就職する予定だという事や、他にもさまざまな事を話してくれました。その際に本当はモデルになりたいという事も話してくれて、その話を聞いた時に僕は彼女に素質を感じたのでもし上京したら僕に連絡をくれるようにお互いケータイ番号を交換しました」
この遥翔の説明にどうしても偏見を持ってしまう直樹。
「そんな事をしていたんですか? ほんとにモデルの素質を感じからなんですか、ほんとは何か下心があったからじゃないですか」
この直樹の発言にはさすがの杏奈も呆れてしまった。
「まだそんな事言っているのパパ、そんな訳ないでしょ。遥翔さんはこの前あたしが上京した時に連絡するまで自分からは一切あたしに電話してこなかったわ、そんな紳士的な人なのよ。良いから最後まで話を聞いて」
そこへ社長の岩崎も割って入ってきた。
「考えてみて下さい上条さん。芸能人の、それも大スターの遥翔が一般人の杏奈さんとアドレス交換をすると言う事は杏奈さんの周りのお友達などに番号をばらされるというリスクを負ってしまいます。それを分かったうえでのアドレス交換だったんです」
この遥翔の説明にどうしても偏見を持ってしまう直樹。
「そんな事をしていたんですか? ほんとにモデルの素質を感じからなんですか、ほんとは何か下心があったからじゃないですか」
この直樹の発言にはさすがの杏奈も呆れてしまった。
「まだそんな事言っているのパパ、そんな訳ないでしょ。遥翔さんはこの前あたしが上京した時に連絡するまで自分からは一切あたしに電話してこなかったわ、そんな紳士的な人なのよ。良いから最後まで話を聞いて」
そこへ社長の岩崎も割って入ってきた。
「考えてみて下さい上条さん。芸能人の、それも大スターの遥翔が一般人の杏奈さんとアドレス交換をすると言う事は杏奈さんの周りのお友達などに番号をばらされるというリスクを負ってしまいます。それを分かったうえでのアドレス交換だったんです」