『それじゃダメじゃない。モデルになりたいんでしょ、それなのにどうして就職なんてするの? その子オーディションとか受けた事ないの?』
「その事なんだけどその子自分には素質がないと思って諦めてしまっているみたいなんだ。だから就職する事にしたけど恐らくまだ心の奥底ではモデルになりたいって言う気持ちが拭い切れていない。そんなとこだろう」
『そうなの? あなたの見立てなら間違いないと思うけど、でももったいないわね』
「何言ってるの五十嵐さん、まだ終わったわけじゃないよ」
『それどういう事?』
「その子とアドレス交換したんだ。さっきも言ったようにその子卒業したら上京するそうだから取り敢えず上京したら連絡するように言っておいた。もし連絡が来なかったらその時はこっちから電話すればいいでしょ? それとあとで社長にみてもらうようにその子の写真も撮ってあるしね」
(遥翔がそこまでする子ってそんなに良い子なの?)
そのように思った五十嵐。でもその一方で不安も感じていた。
「その事なんだけどその子自分には素質がないと思って諦めてしまっているみたいなんだ。だから就職する事にしたけど恐らくまだ心の奥底ではモデルになりたいって言う気持ちが拭い切れていない。そんなとこだろう」
『そうなの? あなたの見立てなら間違いないと思うけど、でももったいないわね』
「何言ってるの五十嵐さん、まだ終わったわけじゃないよ」
『それどういう事?』
「その子とアドレス交換したんだ。さっきも言ったようにその子卒業したら上京するそうだから取り敢えず上京したら連絡するように言っておいた。もし連絡が来なかったらその時はこっちから電話すればいいでしょ? それとあとで社長にみてもらうようにその子の写真も撮ってあるしね」
(遥翔がそこまでする子ってそんなに良い子なの?)
そのように思った五十嵐。でもその一方で不安も感じていた。