「なあ杏奈、名前を書いたは良いがハンコは押さなくて良いのか?」
「遥翔さん倒れてからずっと入院しているから印鑑家に置きっぱなしでしょ? だから婚姻届を区役所でもらった時に聞いてみたの、そしたら法律上は必ず印鑑を押す必要ないんだって」
「そうなんだ、知らなかったよ」
その後遥翔は杏奈にある頼みごとをする。
「杏奈、ちょっと頼みがあるんだ」
「なぁに遥翔さん」
「ビデオカメラ持っているか?」
「ごめんなさい、あたし持っていないの」
「そうか、持っていたら今度来るとき持ってきて貰おうと思ったけど仕方ないな? じゃあスマホなら今も持っているだろ?」
「持っているけど、それがどうしたの?」
「ちょっと動画で僕を撮影してくれないか?」
「分かった、ちょっと準備するから待っていて」
杏奈はスマートフォンのカメラを立ち上げると動画を撮り始めた。
「準備できたよ、廻っているからいつでもいいよ」
その声に応えるように静かに遥翔が語り始めた。
「遥翔さん倒れてからずっと入院しているから印鑑家に置きっぱなしでしょ? だから婚姻届を区役所でもらった時に聞いてみたの、そしたら法律上は必ず印鑑を押す必要ないんだって」
「そうなんだ、知らなかったよ」
その後遥翔は杏奈にある頼みごとをする。
「杏奈、ちょっと頼みがあるんだ」
「なぁに遥翔さん」
「ビデオカメラ持っているか?」
「ごめんなさい、あたし持っていないの」
「そうか、持っていたら今度来るとき持ってきて貰おうと思ったけど仕方ないな? じゃあスマホなら今も持っているだろ?」
「持っているけど、それがどうしたの?」
「ちょっと動画で僕を撮影してくれないか?」
「分かった、ちょっと準備するから待っていて」
杏奈はスマートフォンのカメラを立ち上げると動画を撮り始めた。
「準備できたよ、廻っているからいつでもいいよ」
その声に応えるように静かに遥翔が語り始めた。