「ちょっと待って下さい、病気を治す為の治療はしないってどういう事ですか! それってやっぱり見捨てるって事じゃないですか、お願いだから見捨てないでください」
「決して見捨てるわけではありません。このまま治療を続けても遥翔さんは病気の痛みや治療の苦しみで辛いだけです。治る見込みがあるのでしたらそれでもいいでしょうが、悔しいですがもうその見込みはありません。それでしたら治療の苦しみから解放してあげ、病気の痛みも和らげてあげた方が良いのではないですか?」
「分かりました、少し考えさせてください。社長とも相談してみます」
その後五十嵐は事務所の社長である岩崎と相談し、遥翔をこれ以上の苦しみから解放してあげられるのならとこの提案を受け入れる事にした。
「でも社長、杏奈がこの事を知ったらどう思うか」
「仕方ないわ、酷なようだけど運命には逆らえないもの」
その後二人は仕事が終わった頃を見計らい杏奈を事務所に呼び出すと、畑中も同席の上事情を説明する岩崎。
「杏奈悪いわね、突然来てもらって」
「いえ良いんです、それより突然なんですか?」
「実は遥翔の事なのよ」
「決して見捨てるわけではありません。このまま治療を続けても遥翔さんは病気の痛みや治療の苦しみで辛いだけです。治る見込みがあるのでしたらそれでもいいでしょうが、悔しいですがもうその見込みはありません。それでしたら治療の苦しみから解放してあげ、病気の痛みも和らげてあげた方が良いのではないですか?」
「分かりました、少し考えさせてください。社長とも相談してみます」
その後五十嵐は事務所の社長である岩崎と相談し、遥翔をこれ以上の苦しみから解放してあげられるのならとこの提案を受け入れる事にした。
「でも社長、杏奈がこの事を知ったらどう思うか」
「仕方ないわ、酷なようだけど運命には逆らえないもの」
その後二人は仕事が終わった頃を見計らい杏奈を事務所に呼び出すと、畑中も同席の上事情を説明する岩崎。
「杏奈悪いわね、突然来てもらって」
「いえ良いんです、それより突然なんですか?」
「実は遥翔の事なのよ」