「勘弁してくださいよ、これでも少しは値引きしているんですから、それなりに手間もかかっていますし。それに先日は追加料金も払って下さると言ったじゃないですか?」
「何言っているの? さっきは手間が一つ減ったって言ったわよね、だったらその分安くなって当然でしょ! そもそも手間が減ったなら追加料金なんかあるはずないじゃない」
「だからその分値引きしているじゃないですか」
「それでどうしてこんなに高いのよ、もっと安くしなさいって言っているの、じゃないと払わないわよ」
「これでも相場より随分安いんですが」
「相場なんかどうでもいいから安くしなさい」
亜梨紗のこの迫力に押され更なる値引きに応じてしまう佐竹。
「分かりました、負けましたよ亜梨紗さんには。仕方ありませんね、もう少し値引きしましょう」
その場で請求書を書き換える佐竹。
(まったくなんて人なんだ、こんなんじゃ周りの人も付いてこないだろうな? 友達も少ないだろう。いてもうわべだけの付き合いに違いない。そもそもこんなことをしている時点で性格の悪さが出ているけどな?)
「この位でいかがでしょう」
その金額に納得した訳ではないが、あまりごねてもいけないだろうとこの額で手を打つ事にした亜梨紗。
「まだ高いけどこのくらいで勘弁してあげる。これからもお願いね」
「何言っているの? さっきは手間が一つ減ったって言ったわよね、だったらその分安くなって当然でしょ! そもそも手間が減ったなら追加料金なんかあるはずないじゃない」
「だからその分値引きしているじゃないですか」
「それでどうしてこんなに高いのよ、もっと安くしなさいって言っているの、じゃないと払わないわよ」
「これでも相場より随分安いんですが」
「相場なんかどうでもいいから安くしなさい」
亜梨紗のこの迫力に押され更なる値引きに応じてしまう佐竹。
「分かりました、負けましたよ亜梨紗さんには。仕方ありませんね、もう少し値引きしましょう」
その場で請求書を書き換える佐竹。
(まったくなんて人なんだ、こんなんじゃ周りの人も付いてこないだろうな? 友達も少ないだろう。いてもうわべだけの付き合いに違いない。そもそもこんなことをしている時点で性格の悪さが出ているけどな?)
「この位でいかがでしょう」
その金額に納得した訳ではないが、あまりごねてもいけないだろうとこの額で手を打つ事にした亜梨紗。
「まだ高いけどこのくらいで勘弁してあげる。これからもお願いね」