「それが絵梨の仕業だと言うのか?」
こくりと頷く優。
「まだあるのよ。今日のお昼ごろ突然頼んでもいない十人前のラーメンが届いて仕方なく全額代金を払う羽目になったわ。でもさすがに全部となるとうちで処理しきれないから二人前だけ置いてあとは持って帰ってもらったの。でもそのあと今度は」
ここで気づいた恵美子が尋ねる。
「もしかしてこのピザが届いたの?」
「そうよ、三十枚のピザが注文されたって」
「そんなに?」
驚きと共に放つ恵美子。
「でも良心的なお店で助かったわ。数が多いからと先に五枚だけ持ってきてくれたんだけど、その五枚だけでその後お店で作ってしまった十枚は賄いとしてお店の方で処理して下さるって。それだけじゃないのよ、先に届けられた五枚の分もピザ屋さんのミスでもあるから代金はいらないって言ってくださったの」
「そう、それなら少しは助かった事になるのね」
優は小さな声で更に続ける。
「その後あたしのスマホに絵梨から電話があったの」
「それで絵梨はなんだって?」
食い入るように尋ねる恵美子に対し優が続ける。
こくりと頷く優。
「まだあるのよ。今日のお昼ごろ突然頼んでもいない十人前のラーメンが届いて仕方なく全額代金を払う羽目になったわ。でもさすがに全部となるとうちで処理しきれないから二人前だけ置いてあとは持って帰ってもらったの。でもそのあと今度は」
ここで気づいた恵美子が尋ねる。
「もしかしてこのピザが届いたの?」
「そうよ、三十枚のピザが注文されたって」
「そんなに?」
驚きと共に放つ恵美子。
「でも良心的なお店で助かったわ。数が多いからと先に五枚だけ持ってきてくれたんだけど、その五枚だけでその後お店で作ってしまった十枚は賄いとしてお店の方で処理して下さるって。それだけじゃないのよ、先に届けられた五枚の分もピザ屋さんのミスでもあるから代金はいらないって言ってくださったの」
「そう、それなら少しは助かった事になるのね」
優は小さな声で更に続ける。
「その後あたしのスマホに絵梨から電話があったの」
「それで絵梨はなんだって?」
食い入るように尋ねる恵美子に対し優が続ける。