「さてと、ただでもらったのは良いがどうしようかこれ」

ひとり呟くと取り敢えず隼人はピザを優のもとに運ぶことにしたが、隼人の持つ五枚ものピザを見て優は驚いてしまった。

「どうしたのそんなに沢山のピザ」

「またやられたよ、今度はピザ三十枚の注文があったって」

三十枚という数に優は更に驚いてしまった。

「そんなに! 三十枚なんて食べられないよ、それに今ラーメンを食べ終わったばかりじゃない」

「安心しろ、取り敢えずどうにかしなきゃいけないのはこの五枚だけだから」

不思議そうに首を傾げ尋ねる優。

「どういう事?」

「数が多いって事で先にこの五枚が来たんだけど、その時に頼んでないってことを伝えたら店員さんが店に連絡してすぐにストップをかけてくれたんだ」

「そうなんだ、だったら少しは助かったんだね? あたし三十枚なんてきちゃったらどうしようかと思ったよ」

「そうだな? あとは店で十枚程作ってしまったのがあるそうだけどそれは店のスタッフで賄いとして処理するからと言ってくれて、この五枚のピザの分もお代はいらないって言ってくれたんだよ! だからこの五枚のピザだけは受け取る事にしたんだ。元々原因はこっちにあるわけだしね」

隼人のそんな言葉に優は幾分ほっとする事が出来、ほっと胸をなでおろす。