「さてと、コーヒーも頂いた事だしそろそろ帰るとしようかな?」
「そうですか? 今日は手伝って頂いてありがとうございました」
「何言っているの、隼人はあたしの息子でもあるのよ、当然じゃない。でもごめんなさいね」
「何がですか?」
突然の陽子の謝罪に優は首を傾げるしかなかった。
「本当は主人も来られれば良かったんだけどどうしても急な仕事が入ってしまって無理だったの」
「なんだそんな事ですか? 良いんですよ別に、お義母さんが来てくださっただけで充分ですから、それより今日は本当にご苦労様でした」
その後陽子を玄関まで見送る優。