なにこれ……。


舞はメッセージを何度も読み直して、その内容をどうにか把握した。


でも惑わされるのは早い。


愛が舞を傷つけるためにでっち上げたことなのかもしれない。


舞はそう思い直し愛を睨みつけた。


「信じてないみたいだねぇ? でもこれ、本当のことだから」


愛は楽しげな表情を崩さないまま言った。


「暴力者とイジメられっ子なんて、いいコンビじゃん」


恵美がそう言って大きな声を上げて笑った。


他の2人もつられるように笑い出す。


舞は唇を引き結んで3人を睨みつける。


「じゃ、今はそれだけ伝えておきたかっただけだから。あんたも、付き合う相手考えたほうがいいよ?」


恵美は最後にそう言い残して、3人と談笑しながら行ってしまったのだった。