晴天が続くマイヨルカの町。
浜辺には近隣の町からも人が訪れるようになり、ビーチカフェ「さんきんぐ」も、ヨウイチの出すメニューが人気で繁盛しはじめている。
光の妖精(”テリー”と名付けられた)は、メルのことが気に入り「俺はメルのそばにいる」と言って、日中はほぼ留守にしている。
※普通の人にはテリーの姿が見えないが、冒険者(魔力をもつ人間)には”見えて”しまう

マイヨルカの町に”氷の重装剣士・ディアナ“がやってくる。
ディアナは、強い冒険者やモンスターと戦うことを求める旅の剣士で、クラーケンを倒した男の噂を聞いてやってきた。
マイヨルカの町に入ったディアナだが、さっそく暑さのために甲冑を着ていられなくなり、軽装に着替えて調査を開始する。
※氷の重装剣士・ディアナ
・エルフ族の女性、大食い、暑いのが苦手。
・スキル「氷結」と巧みな剣術を使う
・家族を魔物たちに殺され、旅の武芸者に育てられた
 ・人前で甲冑を脱いだことがないので素顔を知られてない

ディアナは、ヨウイチのことを聞きつけ「さんきんぐ」にやってくるが、普段のヨウイチは一般人と変わらないのでスルーされる。
(※冒険者は、相手のステータスをオーラのように視認できるが、ヨウイチはテリーと一体化しないとステータス強化されないので一般人同様のオーラに見える)
その後、ディアナは、ヨウイチの料理が気に入り、昼は「さんきんぐ」で食事、夜は休暇目的で町に訪れていた他の冒険者たちに果し合い(闇討ち)を挑むようになる。

2週間ほど経過したある晩、常連客と化したディアナは自分の生い立ちをヨウイチに語り、そのまま酔いつぶれてしまう。ヨウイチはしかたなく店の2階にある自分の部屋で寝かせることにする。
「いい感じ」っぽくなる二人だが、そこにテリーが帰ってくる。
酔っているディアナは、妖精であるテリーを魔物と誤認して襲い掛かる。
ヨウイチはやめるように説得するがディアナは攻撃をやめず、氷結の必殺剣がヨウイチとテリーに直撃する。
その瞬間、テリーとヨウイチは一体化。
晴れ男スキルは”魔力”を無効化できるため、氷結攻撃がまったく効かないことが判明。たじろぐディアナをヨウイチは光の魔法で倒す。
戦いに敗れたディアナは自害しようとするが、ヨウイチは店のホールスタッフとして働くことを提案する。ディアナは承諾しこの町に居続けることを決める。

頼りになるスタッフが増えて喜ぶヨウイチ。ディアナもホールスタッフにやりがいを感じているらしい(まかないが目当て。スキル「氷結」が使えるので、ドリンクを冷やして出せる。天職)。