爺さんは、広島カブーのファンなのか、壁にはサイン入りのポスターが貼られている。
 ポスターに写った選手はピッチャーらしく、力強い投球フォームだ。でもそれは、日に焼けた女性だった。俺が不思議そうに見つめると、
「これ、クロケンの孫娘。平成の時代に大リーグに行って大活躍した投手の孫娘じゃ。知っちょるか? おまえさん、野球好きなのか?」
「いや、野球もサッカーも、全然知らない。ゲームとドローンレースにしか興味がない」
「なに? ドローンレースに興味があるとな? そいじゃあ、明日、ええもの見せちゃろう。今日はもう何にも話さんでええ。呑むか?」
 爺さんは、一升瓶からコップについだ日本酒を勧めた。俺は生まれて初めて酒を呑んだ。
 気分がよくなり、爺さんが出してくれたカップラーメンを食べ、爺さんの話を聞くうち、眠くなって、その場で寝た。
 俺が寝ていると全裸のポーラがまたがって来た。ななな、なんだ? マッサージをしろと言うのか? と思うと、「今日はあたしがして、あ、げ、る」と言いながら、俺の服を脱がす。なかなか脱げずにいると、五人の美少女たちが脱ぐのを手伝ってくれた。五人の美少女たちは、
「私たちはまだ未成年だから、これで我慢してね」と言いながら、服を脱ぎだす。
 すると全員が水着だった。
 レイワは赤いビキニ。胸が大きい。
 巨乳のヘドロは星条旗のハイレグワンピース。
 シュートヘアの韓は緑のビキニ。
 ベティはピンク色の少し野暮ったい水着。白人なので真っ白い肌に青い目だ。
 王はスクール水着、幼児体型で、少し太っているのがたまらなく可愛い。
 六人全員が、パンツ一枚で仰向けになった俺をマッサージしてくれる。
 右腕はレイワ。
 左腕はヘドロ。
 韓は右足。
 ベティは、左足。
 王が立ち上がって、俺の顔の上に仁王立ちになった。王のスクール水着の股間が丸見えだ。王がしゃがみこむと、俺の頭皮マッサージを始めた。王の顔が逆さまになって俺の顔を覗き込む。
「どう? スバルさん? どこか痒いとこはありませんかぁ」と甘えた声で訊く。
「さささ、さ、さいごの、真ん中の足は、ポポポ、ポ、ポラねえさんですかぁ、あああ」
「そうよ、真ん中は、あたしよ、この子ら、まだ未成年だからね」
 ポーラはそう言うと、俺の股間を思いっきり裸足で踏みつけた。
「ぎゃああああああぁぁぁぁぁっ」