明日のレースで優勝すれば、世界中の美女たちが、この俺に言い寄って来るだろう。
世界は俺のものになる。
「やってやる! とってやる! 世界一だ! 絶対に勝つ! カツカツカツ! ほりゃ! うらぁ! おらぁ! もういっちょ! どしたぁ! ほれえっ! うっ! ほっ! うっ! あっ! はぁ! ホッ! うっ! おっ!」
「勝って! かって! ついテェ! あっ、ふっ、ひっ、あっ、うっ、あ~ぁぁぁぁぁ」
現在 オリンピックスタジアム
神宮外苑オリンピックスタジアム正面玄関、小山太は、背広スーツに腕章をし、唇と腹を突き出し、腕組みをして立っていた。片手にはトランシーバー。
本日行われる、ピーチバレーズのオリンピックスタジアム公演の警備特別係に、抜擢されたのだ。本物の警備は外注の警備会社に、ドールキッズ社の方から頼んであるので、数百人規模の、プロの警備員が配置されている。
フトシの特別な役割は、ヲタ独特の嗅覚を研ぎ澄まし、危ないヲタを見抜いて、素早くプロの警備員に連絡することだった。
フトシは他にも数人、社会人のフトシのことを、尊師と崇拝する新規を手下に従えている。
現役の高校生と、フリーターと、五十歳前後のおじさんだ。
トランシーバーはその仲間たちとの重要な連絡手段。
「でえじな役割だ。ごの上なく名誉なごとだ。もす、事前に危ないヲタを発見すて、メンバーを守ることが出来だら、オラに対するメンバーの評価も、ますますエモるだろう」
フトシは、太った体が引き締まる思いだった。
真剣な顔つきをしてトランシーバーで通話する。
「あー、A氏A氏ぃ、すっちら方面のゲートいかがですかぁ?」
「あー、フトシさん、今日はB君が急に親バレで、在宅になっちゃったんでぇ、金探抜けたあとのBCで、病んだおまいつが来て、いきり始めた時には、かなり険しい感じでしたけど、でもこっちの客はそろそろ枯れてきましたぁ、オーバですぅ」
「あー、A氏A氏ぃ、ラジャですぅお疲れさまですぅ。じゃあメインゲートの方がぁ、そろそろエモくなりそうなんでぇ、ヘルプおねげぇすますぅ」
「あー、フトシさん、りょーかいコピーザッですぅ。そっち方面これから遠征いきますぅ」
「あー、C氏C氏ぃ、聞こえますかぁ? すっちら方面のゲートわぁ、いかがですかぁ?」
世界は俺のものになる。
「やってやる! とってやる! 世界一だ! 絶対に勝つ! カツカツカツ! ほりゃ! うらぁ! おらぁ! もういっちょ! どしたぁ! ほれえっ! うっ! ほっ! うっ! あっ! はぁ! ホッ! うっ! おっ!」
「勝って! かって! ついテェ! あっ、ふっ、ひっ、あっ、うっ、あ~ぁぁぁぁぁ」
現在 オリンピックスタジアム
神宮外苑オリンピックスタジアム正面玄関、小山太は、背広スーツに腕章をし、唇と腹を突き出し、腕組みをして立っていた。片手にはトランシーバー。
本日行われる、ピーチバレーズのオリンピックスタジアム公演の警備特別係に、抜擢されたのだ。本物の警備は外注の警備会社に、ドールキッズ社の方から頼んであるので、数百人規模の、プロの警備員が配置されている。
フトシの特別な役割は、ヲタ独特の嗅覚を研ぎ澄まし、危ないヲタを見抜いて、素早くプロの警備員に連絡することだった。
フトシは他にも数人、社会人のフトシのことを、尊師と崇拝する新規を手下に従えている。
現役の高校生と、フリーターと、五十歳前後のおじさんだ。
トランシーバーはその仲間たちとの重要な連絡手段。
「でえじな役割だ。ごの上なく名誉なごとだ。もす、事前に危ないヲタを発見すて、メンバーを守ることが出来だら、オラに対するメンバーの評価も、ますますエモるだろう」
フトシは、太った体が引き締まる思いだった。
真剣な顔つきをしてトランシーバーで通話する。
「あー、A氏A氏ぃ、すっちら方面のゲートいかがですかぁ?」
「あー、フトシさん、今日はB君が急に親バレで、在宅になっちゃったんでぇ、金探抜けたあとのBCで、病んだおまいつが来て、いきり始めた時には、かなり険しい感じでしたけど、でもこっちの客はそろそろ枯れてきましたぁ、オーバですぅ」
「あー、A氏A氏ぃ、ラジャですぅお疲れさまですぅ。じゃあメインゲートの方がぁ、そろそろエモくなりそうなんでぇ、ヘルプおねげぇすますぅ」
「あー、フトシさん、りょーかいコピーザッですぅ。そっち方面これから遠征いきますぅ」
「あー、C氏C氏ぃ、聞こえますかぁ? すっちら方面のゲートわぁ、いかがですかぁ?」
