レオは目をつぶり、ゆっくりと答える。
「そうか……、ありがとな。もっと早く謝っておくべきじゃったな……」
「そんな、大丈夫ですよ」
レオは少し涙を浮かべながらニコッと笑った。
「では、これからお主はわしの部下じゃ。国王職は卒業じゃな……」
「よろしくお願いします!」
レオは元気よく言った。
「レオ、良かったね……」
オディーヌはちょっとうらやましそうに声をかけた。
「何を言っとる。お主も研修生になるんじゃ」
「え? 研修生?」
「王宮に戻るのと、ここでレオと一緒に世界を管理するのとどっちがいいんじゃ?」
レヴィアはニヤッと笑って言った。
オディーヌはチラッとレオを見て、頬を赤らめて、
「ここが……いいです……」
と、言った。
「やった! これからも一緒だね!」
そう言ってレオはうれしそうに笑った。
オディーヌはちょっと照れながらうなずく。
「そうと決まれば樽酒だ――――!」
シアンは上機嫌に両手を上げた。
「うん! 行こう! 行こう!」
レオもまぶしい笑顔で両手をあげ、ピョンピョン跳ぶ。
「今日はいっぱい飲んじゃうぞ――――!」
「今日もでしょ?」
「ソウデース! 今日もデース!」
シアンはおどけてそう言って、二人は笑い合った。
レヴィアとオディーヌはそんな二人を眺めながら優しく微笑む。
こうしてレヴィアの星はこの日、新たなフェーズに入った。
後に若い二人の活躍は全宇宙に響き渡る事になるのだが……、それはまたの機会に。
了
「そうか……、ありがとな。もっと早く謝っておくべきじゃったな……」
「そんな、大丈夫ですよ」
レオは少し涙を浮かべながらニコッと笑った。
「では、これからお主はわしの部下じゃ。国王職は卒業じゃな……」
「よろしくお願いします!」
レオは元気よく言った。
「レオ、良かったね……」
オディーヌはちょっとうらやましそうに声をかけた。
「何を言っとる。お主も研修生になるんじゃ」
「え? 研修生?」
「王宮に戻るのと、ここでレオと一緒に世界を管理するのとどっちがいいんじゃ?」
レヴィアはニヤッと笑って言った。
オディーヌはチラッとレオを見て、頬を赤らめて、
「ここが……いいです……」
と、言った。
「やった! これからも一緒だね!」
そう言ってレオはうれしそうに笑った。
オディーヌはちょっと照れながらうなずく。
「そうと決まれば樽酒だ――――!」
シアンは上機嫌に両手を上げた。
「うん! 行こう! 行こう!」
レオもまぶしい笑顔で両手をあげ、ピョンピョン跳ぶ。
「今日はいっぱい飲んじゃうぞ――――!」
「今日もでしょ?」
「ソウデース! 今日もデース!」
シアンはおどけてそう言って、二人は笑い合った。
レヴィアとオディーヌはそんな二人を眺めながら優しく微笑む。
こうしてレヴィアの星はこの日、新たなフェーズに入った。
後に若い二人の活躍は全宇宙に響き渡る事になるのだが……、それはまたの機会に。
了



