レオは焦り、必死に考える……。シアンは目の前にいる。でも、どれがシアンか分からない……。居るのに会えない、そのもどかしさがレオを苦しめる。
その時、別れ際のシアンの言葉を思い出した。
そして、大きく息を吸って気持ちを落ち着けると、
「シアノイド・レクスブルー! 僕が来たよ!」
と、大声で叫んだ。
神崎は驚いてレオを見つめる……。
直後、世界樹が揺れた。
そして幹の一番根元がまぶしく光り輝く。
「シアーン!」
レオは光に走り寄り……、直後すうっと消えていった……。
◇
レオが気がつくと、暗いゴツゴツとした岩だらけの荒野にいた。周りを見回すと満天の星々が広がり、天の川もくっきりと流れている。しかし、ただ一つ、違うものが夜空に浮いていた。
赤くボウっと光る奇妙な巨大構造体が夜空高く浮いていた。レオはしばらくなんだか分からなかったが、ジーッと見つづけて、それは太陽を覆う三本の巨大な幅広のリングである事に気づいた。大きさが少しずつ違うリングは六十度ごと角度をつけて交差されており、まるでカゴの目のように、巨大な正三角形が夜空に浮かんで見える。
レオが吸い込まれたのは世界樹の根のところだった。つまり、この世界は多くの世界の根底に当たるに違いないが、あの数百万キロメートルはあろうかと言う超巨大リングが何のためにあるのか、レオには想像もつかなかった。
周りを見回すと、レオのいる星は極めて小さく、言わば小惑星で、空気もない事に気がついた。レオは一瞬焦ったが、自分の周りにシールドが張られているのを見つけ、ホッとする。
極めて弱い重力の中、ゆっくりビヨーーンと飛び上がってみる。どこまでも高く浮かび上がり……、そしてゆっくりとまた戻ってきた。
「おーい! シアーン!」
レオは叫びながら斜めに飛びあがる。
ジャガイモのような形をした小惑星は、ゴツゴツとした岩肌が続くばかりで、レオは不安になってくる。
と、その時、ジャガイモの目の様なくぼみに青い光を見つけた。レオはなれない低重力の中、何とか身体をコントロールしながらくぼみへと降りていく。
くぼみの奥底には大きな水晶の結晶が生えていて、それが青く光を放っていた。その清涼さを感じさせる青い結晶は、荒涼とした小惑星で唯一シアンを感じさせてくれるものだった。
その時、別れ際のシアンの言葉を思い出した。
そして、大きく息を吸って気持ちを落ち着けると、
「シアノイド・レクスブルー! 僕が来たよ!」
と、大声で叫んだ。
神崎は驚いてレオを見つめる……。
直後、世界樹が揺れた。
そして幹の一番根元がまぶしく光り輝く。
「シアーン!」
レオは光に走り寄り……、直後すうっと消えていった……。
◇
レオが気がつくと、暗いゴツゴツとした岩だらけの荒野にいた。周りを見回すと満天の星々が広がり、天の川もくっきりと流れている。しかし、ただ一つ、違うものが夜空に浮いていた。
赤くボウっと光る奇妙な巨大構造体が夜空高く浮いていた。レオはしばらくなんだか分からなかったが、ジーッと見つづけて、それは太陽を覆う三本の巨大な幅広のリングである事に気づいた。大きさが少しずつ違うリングは六十度ごと角度をつけて交差されており、まるでカゴの目のように、巨大な正三角形が夜空に浮かんで見える。
レオが吸い込まれたのは世界樹の根のところだった。つまり、この世界は多くの世界の根底に当たるに違いないが、あの数百万キロメートルはあろうかと言う超巨大リングが何のためにあるのか、レオには想像もつかなかった。
周りを見回すと、レオのいる星は極めて小さく、言わば小惑星で、空気もない事に気がついた。レオは一瞬焦ったが、自分の周りにシールドが張られているのを見つけ、ホッとする。
極めて弱い重力の中、ゆっくりビヨーーンと飛び上がってみる。どこまでも高く浮かび上がり……、そしてゆっくりとまた戻ってきた。
「おーい! シアーン!」
レオは叫びながら斜めに飛びあがる。
ジャガイモのような形をした小惑星は、ゴツゴツとした岩肌が続くばかりで、レオは不安になってくる。
と、その時、ジャガイモの目の様なくぼみに青い光を見つけた。レオはなれない低重力の中、何とか身体をコントロールしながらくぼみへと降りていく。
くぼみの奥底には大きな水晶の結晶が生えていて、それが青く光を放っていた。その清涼さを感じさせる青い結晶は、荒涼とした小惑星で唯一シアンを感じさせてくれるものだった。



