①ドイツ軍工兵部隊
・シュミット中尉
　大戦末期に練成されたトコロテン栽培の新米小隊長。成績は優秀だが、実戦経験に乏しく、初の参戦で部隊の潰走を目撃。撤退中に異世界に転移してしまう。当初は現実を直視できずに落ち込んでいたが、後にリーダーとしての才能を開花させ、部隊を、そして人類を勝利に導く。

・ハンス軍曹
　ベテラン下士官。階級よりも経験を重視する現場肌の下士官でよくシュミット中尉と衝突するが、腕はたち、兵士からの信頼も厚いため、戦闘時には頼りになる。しかし、シュミット中尉は苦手としており、交流はほぼなし。ただ、意外にも人情家で異世界転移の際には、魔王軍に襲われていた村人をいち早く救出することになる。

・レンデル曹長
　老練な下士官。部隊の最先任曹長で、下士官とシュミット中尉の間をつなぐ。結構な苦労人で、老年に差し掛かりつつも、戦争のせいで除隊ができずに嘆いている。やや温厚気質だが、筋は通っており、シュミット中尉にもハンス軍曹にも一目置かれている。とにかく苦労人……。

②異世界人
・少女（レイナ）
　異世界に迷い込んだドイツ軍と最初に接触した村人Ａ。可憐な容姿と愛くるしい表情にドイツ軍のマスコットキャラ的立ち位置で担がれる。最初は、異形の軍勢のドイツ軍を魔王軍と勘違いして警戒していたが、魔物に襲われそうになったところを救われ、一気に信用するも、そのことがきっかけでドイツ軍を魔王軍との戦いに駆り出してしまったことを後に後悔する。
・勇者
　異世界で一人魔王軍と戦う剣士。
　美丈夫で最強の剣の使い手ではあるが、魔王軍の侵攻には太刀打ちできないでいる。そんなある日、とある村を防衛し来た異形の軍勢のうわさを聞きつけて……。

③魔王軍
・正体不明の異形の軍勢を率いる魔物の長。