耳がキーンとする。
どうやらファイヤーボールを食らってしまったらしい。ちょっと油断しすぎだ俺。
急いで索敵をすると、天井に何かいる。
ハーピー レア度:★★★★
魔物 レベル120
赤い大きな羽根を広げた女性型の鳥の魔物だ。大きなかぎ爪で天井の梁につかまり、さかさまにコウモリのようにぶら下がっている。大きな乳房に怖い顔が印象的だ。
ハーピーはさらにファイヤーボールを撃ってくる。俺はムカついたので、瞬歩でそばまで行くと飛び上がって思いっきり殴った。
「キョエー!」
断末魔の叫びをあげ、赤い魔石となって床に転がるハーピー。
「油断も隙も無い……」
俺はふぅっと息をつき、魔石を拾ってその輝きを眺めた。ルビー色に輝く美しい魔石、ギルドに持っていけば相当高値で売れるだろう。だが、入手経路を問われたらなんて答えたらいいだろうか……? 止めておくか……。
さて、階段は見つけた。みんなをここへ連れてこなくては……。
俺はみんなの方へ走りながら索敵をする。草原をしばらく行くと反応があった。鑑定をかけると、
オーガ レア度:★★★★
魔物 レベル128
と、出た。筋肉ムキムキの赤色の鬼の魔物だ。手にはバカでかい斧を持ってウロウロしている。
「おぉ! あれがオーガ! なるほどなるほど!」
俺はピョンと飛んで、オーガの前に出て、
「もしかして、しゃべれたりする?」
と、話しかけてみる。
しかし、オーガは俺を見ると、
「ウガ――――!」
と、うなって斧を振りかぶって走り寄ってくる。
「何だよ、武器使うくせにしゃべれないのかよ!」
俺はそう言って、高速に振り下ろされてきた斧を指先でつまむと、斧を奪い取り、オーガを蹴り飛ばした。
早速斧を鑑定してみるが……、オーガとしか出ない。
蹴った衝撃で死んでしまったオーガが消えると、斧も一緒に消えてしまった。
どうやら斧はオーガの一部らしい。魔物の武器が売れるかもと期待した俺がバカだった。
それにしてもこの世界は一体どうなっているのか? なぜ、こんなゲームみたいなシステムになっているのだろう……。
どうやらファイヤーボールを食らってしまったらしい。ちょっと油断しすぎだ俺。
急いで索敵をすると、天井に何かいる。
ハーピー レア度:★★★★
魔物 レベル120
赤い大きな羽根を広げた女性型の鳥の魔物だ。大きなかぎ爪で天井の梁につかまり、さかさまにコウモリのようにぶら下がっている。大きな乳房に怖い顔が印象的だ。
ハーピーはさらにファイヤーボールを撃ってくる。俺はムカついたので、瞬歩でそばまで行くと飛び上がって思いっきり殴った。
「キョエー!」
断末魔の叫びをあげ、赤い魔石となって床に転がるハーピー。
「油断も隙も無い……」
俺はふぅっと息をつき、魔石を拾ってその輝きを眺めた。ルビー色に輝く美しい魔石、ギルドに持っていけば相当高値で売れるだろう。だが、入手経路を問われたらなんて答えたらいいだろうか……? 止めておくか……。
さて、階段は見つけた。みんなをここへ連れてこなくては……。
俺はみんなの方へ走りながら索敵をする。草原をしばらく行くと反応があった。鑑定をかけると、
オーガ レア度:★★★★
魔物 レベル128
と、出た。筋肉ムキムキの赤色の鬼の魔物だ。手にはバカでかい斧を持ってウロウロしている。
「おぉ! あれがオーガ! なるほどなるほど!」
俺はピョンと飛んで、オーガの前に出て、
「もしかして、しゃべれたりする?」
と、話しかけてみる。
しかし、オーガは俺を見ると、
「ウガ――――!」
と、うなって斧を振りかぶって走り寄ってくる。
「何だよ、武器使うくせにしゃべれないのかよ!」
俺はそう言って、高速に振り下ろされてきた斧を指先でつまむと、斧を奪い取り、オーガを蹴り飛ばした。
早速斧を鑑定してみるが……、オーガとしか出ない。
蹴った衝撃で死んでしまったオーガが消えると、斧も一緒に消えてしまった。
どうやら斧はオーガの一部らしい。魔物の武器が売れるかもと期待した俺がバカだった。
それにしてもこの世界は一体どうなっているのか? なぜ、こんなゲームみたいなシステムになっているのだろう……。