ピロローン! ピロローン! ピロローン!
と、頭の中に音が鳴り響いた。
「キタ――――!!」
俺は思わずガッツポーズである。
急いでステータスを見ると、レベルが5に上がっていた。
予想通り、エドガーたちの倒した敵の経験値が俺にも分配され始めたのだ。これで俺は勝手にレベルが上がる環境を手に入れた。今後さらに武器を売っていけば、さらに経験値のたまる速度は上がるだろう。
冒険者千人に使ってもらうことが出来たら、俺は家に居ながら普通の冒険者の千倍の速さで強くなっていく。きっと人族最強どころかこの世界に影響が出るくらい強くなってしまうに違いない。『商人』がこの世界を揺るがす仙人の様な存在になる……なんと痛快だろうか!
もちろん、俺のやっていることはずるいことだ。チートでインチキだ。でも、孤児が異世界で生き抜くのにきれいごとなんてクソくらえだ。
俺はガッツポーズを繰り返し、ピョンピョンと飛び跳ねながら道を歩く。歩きなれた石畳の道が、俺には光り輝く栄光の道に見えた。
◇
おじいさんの店に来ると、にこやかにおじいさんが迎えてくれた。
倉庫を見せてもらうと、そこにはずらりと、それこそ数千本の武器が眠っていた。もう数百年も前から代々やっているお店なので在庫が山ほどたまってしまったらしい。しかし、多くはほこりが積もり、錆びが回ってしまっていて、おじいさんも管理に頭を悩ませているそうだ。
俺は欲しい物を選ばせてもらうことにして、倉庫で延々と鑑定を繰り返した。
夕暮れまで頑張って、俺は★4を二十本、★3を百五十本見つけ出すことができた。
おじいさんは、『ほとんどがジャンク品だから』と、全部で金貨十枚でいいという。しかし、さすがにそれは気がとがめるので、儲かり次第、儲けに応じて追加で金貨を支払うと約束した。その代わり、しばらく保管してもらうことにして、気になる★4だけ、いくつか持って帰ることにする。
今回驚いたのは、特殊効果付きの魔法の杖。
光陰の杖 レア度:★★★★
魔法杖 MP:+10、攻撃力:+20、知力:+5、魔力:+20
特殊効果: HPが10以上の時、致死的攻撃を受けてもHPが1で耐える
と、頭の中に音が鳴り響いた。
「キタ――――!!」
俺は思わずガッツポーズである。
急いでステータスを見ると、レベルが5に上がっていた。
予想通り、エドガーたちの倒した敵の経験値が俺にも分配され始めたのだ。これで俺は勝手にレベルが上がる環境を手に入れた。今後さらに武器を売っていけば、さらに経験値のたまる速度は上がるだろう。
冒険者千人に使ってもらうことが出来たら、俺は家に居ながら普通の冒険者の千倍の速さで強くなっていく。きっと人族最強どころかこの世界に影響が出るくらい強くなってしまうに違いない。『商人』がこの世界を揺るがす仙人の様な存在になる……なんと痛快だろうか!
もちろん、俺のやっていることはずるいことだ。チートでインチキだ。でも、孤児が異世界で生き抜くのにきれいごとなんてクソくらえだ。
俺はガッツポーズを繰り返し、ピョンピョンと飛び跳ねながら道を歩く。歩きなれた石畳の道が、俺には光り輝く栄光の道に見えた。
◇
おじいさんの店に来ると、にこやかにおじいさんが迎えてくれた。
倉庫を見せてもらうと、そこにはずらりと、それこそ数千本の武器が眠っていた。もう数百年も前から代々やっているお店なので在庫が山ほどたまってしまったらしい。しかし、多くはほこりが積もり、錆びが回ってしまっていて、おじいさんも管理に頭を悩ませているそうだ。
俺は欲しい物を選ばせてもらうことにして、倉庫で延々と鑑定を繰り返した。
夕暮れまで頑張って、俺は★4を二十本、★3を百五十本見つけ出すことができた。
おじいさんは、『ほとんどがジャンク品だから』と、全部で金貨十枚でいいという。しかし、さすがにそれは気がとがめるので、儲かり次第、儲けに応じて追加で金貨を支払うと約束した。その代わり、しばらく保管してもらうことにして、気になる★4だけ、いくつか持って帰ることにする。
今回驚いたのは、特殊効果付きの魔法の杖。
光陰の杖 レア度:★★★★
魔法杖 MP:+10、攻撃力:+20、知力:+5、魔力:+20
特殊効果: HPが10以上の時、致死的攻撃を受けてもHPが1で耐える