『シアンはとっくに別の星に緊急出動してったわ。私も別件あるから手が足りないのよ』
「でも、研修受けたばっかですよ俺!?」
『つべこべ言うならカードで使った金、全額返してもらうわよ!』
何という脅し。それを言われてしまうと逆らえない。
「わ、分りましたよ……」
『大丈夫、誠が『活躍が見たい』って言ってたんでしょ? あなたは必ず活躍するって決まってるから安心して』
「え!? 何ですかそれ!?」
『これがこの宇宙の法則なの。いいから行ってらっしゃい。日本でもイマジナリー使えるようにしておいたから伸び伸びとやって』
「伸び伸びと言われても……」
『死んでもまた生き返らせてあげるから気楽に行ってらっしゃい! それではグッドラック!』
「あっ! ちょっと待……」
電話は切れてしまった。
そもそも俺はレヴィアの星の管理者って話だったのではないだろうか? なぜ、日本の蜘蛛の鎮圧に駆り出されるのか? それも一人で……。きわめて納得いかない。いかないが今さら金も返せない……。
俺は覚悟を決めた。
「運転手さん!」
「はい、何でしょう?」
「ちょっと、緊急事態なんで、車飛ばします」
「え?」
困惑する運転手を尻目に俺はイマジナリーで車を捕捉すると宙に浮かせ、そのまま空へと飛ばした。
いきなり眼下に広がる大都会、東京。そして、その向こうに異様な巨体をさらす蜘蛛……。
「ええっ!? 何ですかこれ!?」
驚く運転手。
「ほら見てください、巨大蜘蛛がいますよね」
空から見ると蜘蛛の巨大さは際立って異常だった。雲を突き抜けはるか彼方宇宙まで到達する九州サイズの蜘蛛。それは現実感の湧かない、まるでSFの世界だった。
「く、蜘蛛……」
唖然とする運転手。
「危ないので、一旦富士山に避難します」
俺はイマジナリーで富士山を把握し、その五合目の駐車場に意識を集中し、車をそこまでワープさせた。
「おわぁぁ!」
いきなり転送されて焦る運転手。
「では、私はちょっとあれ倒してくるんで、少し待っててください」
「え!? あんなの倒せるんですか?」
ビビる運転手。
「だって私はブラックカード保持者ですよ」
そう言ってニヤッと笑った。
そして、ドロシーに声をかけた。
「じゃ、ちょっくら初仕事行ってくるね」
「あなた……。気を付けてね……」
「でも、研修受けたばっかですよ俺!?」
『つべこべ言うならカードで使った金、全額返してもらうわよ!』
何という脅し。それを言われてしまうと逆らえない。
「わ、分りましたよ……」
『大丈夫、誠が『活躍が見たい』って言ってたんでしょ? あなたは必ず活躍するって決まってるから安心して』
「え!? 何ですかそれ!?」
『これがこの宇宙の法則なの。いいから行ってらっしゃい。日本でもイマジナリー使えるようにしておいたから伸び伸びとやって』
「伸び伸びと言われても……」
『死んでもまた生き返らせてあげるから気楽に行ってらっしゃい! それではグッドラック!』
「あっ! ちょっと待……」
電話は切れてしまった。
そもそも俺はレヴィアの星の管理者って話だったのではないだろうか? なぜ、日本の蜘蛛の鎮圧に駆り出されるのか? それも一人で……。きわめて納得いかない。いかないが今さら金も返せない……。
俺は覚悟を決めた。
「運転手さん!」
「はい、何でしょう?」
「ちょっと、緊急事態なんで、車飛ばします」
「え?」
困惑する運転手を尻目に俺はイマジナリーで車を捕捉すると宙に浮かせ、そのまま空へと飛ばした。
いきなり眼下に広がる大都会、東京。そして、その向こうに異様な巨体をさらす蜘蛛……。
「ええっ!? 何ですかこれ!?」
驚く運転手。
「ほら見てください、巨大蜘蛛がいますよね」
空から見ると蜘蛛の巨大さは際立って異常だった。雲を突き抜けはるか彼方宇宙まで到達する九州サイズの蜘蛛。それは現実感の湧かない、まるでSFの世界だった。
「く、蜘蛛……」
唖然とする運転手。
「危ないので、一旦富士山に避難します」
俺はイマジナリーで富士山を把握し、その五合目の駐車場に意識を集中し、車をそこまでワープさせた。
「おわぁぁ!」
いきなり転送されて焦る運転手。
「では、私はちょっとあれ倒してくるんで、少し待っててください」
「え!? あんなの倒せるんですか?」
ビビる運転手。
「だって私はブラックカード保持者ですよ」
そう言ってニヤッと笑った。
そして、ドロシーに声をかけた。
「じゃ、ちょっくら初仕事行ってくるね」
「あなた……。気を付けてね……」



