「えっ? お前、結婚したのか? こんな可愛い子と?」
照れるドロシー。
「そうなんだ。それから……。もう、孫も……、生まれる予定だよ」
「えっ!? 孫!?」
唖然とする二人。
「女の子だって。生まれたら連れてくるね」
「うわぁぁ……。もう、全て諦めてたのよぉ……」
ママはまた号泣した。
若くして死んでしまったバカ息子が、いきなり嫁と孫を連れてひょっこりと現れたのだ。それは感無量だろう。俺も泣けてきてしまう。
その後、パパは物置から写真アルバムを出してきて、俺の赤ちゃん時代の写真を広げた。
「え? これがあなた?」
プクプクとしたかわいい赤ちゃんが、まだ若いママに抱かれているのを見て驚くドロシー。
「なんだか恥ずかしいなぁ……」
「もうこの子はヤンチャで困ったのよ~」
ママは当時を思い出しながら感慨深く言う。
「今もヤンチャです!」
ドロシーはママに言った。
「あらやだ! もうパパになるんでしょ、しっかりして!」
ママはうれしそうに俺に言う。目には涙が光っていた。
最後に俺はお土産のブランドバッグと腕時計を渡し、家を後にする。黒塗りの外車が玄関まで迎えに来ているのを見て、パパもママも目を白黒とさせていた。次の機会にはしっかりと親孝行しよう。
6-17. いきなりの初仕事
ホテルへの帰り道、首都高を走っている時にドロシーが窓の外を指さして言った。
「え!? あ、あなた、あれ見て!」
「え? どれどれ……。えっ!?」
俺は心臓が止まりそうになった。
なんとそこには、あの九州サイズの巨大蜘蛛の姿があったのだ。ビルの合間から見える巨体……、この方角と距離なら房総沖の太平洋辺りにいるのではないだろうか? あんなものが上陸したら日本はメチャクチャになってしまう。
急いでiPhoneで調べてみるとネットは大騒ぎになっていた。どうも、東京目指して移動しているらしく、極めてヤバい状態になっている。
ピロポロパロン! ピロポロパロン!
iPhoneがけたたましく鳴った。
画面には『ヴィーナ♡』と、出ている。
俺は急いでタップして電話に出た。
「はい! モシモシ!」
『あー、お休みのところ悪いんだけど、ちょっと鎮圧に行ってくんない?』
「えー!? そんなの無理ですよ! シアンさんかヴィーナ様お願いしますよ」
照れるドロシー。
「そうなんだ。それから……。もう、孫も……、生まれる予定だよ」
「えっ!? 孫!?」
唖然とする二人。
「女の子だって。生まれたら連れてくるね」
「うわぁぁ……。もう、全て諦めてたのよぉ……」
ママはまた号泣した。
若くして死んでしまったバカ息子が、いきなり嫁と孫を連れてひょっこりと現れたのだ。それは感無量だろう。俺も泣けてきてしまう。
その後、パパは物置から写真アルバムを出してきて、俺の赤ちゃん時代の写真を広げた。
「え? これがあなた?」
プクプクとしたかわいい赤ちゃんが、まだ若いママに抱かれているのを見て驚くドロシー。
「なんだか恥ずかしいなぁ……」
「もうこの子はヤンチャで困ったのよ~」
ママは当時を思い出しながら感慨深く言う。
「今もヤンチャです!」
ドロシーはママに言った。
「あらやだ! もうパパになるんでしょ、しっかりして!」
ママはうれしそうに俺に言う。目には涙が光っていた。
最後に俺はお土産のブランドバッグと腕時計を渡し、家を後にする。黒塗りの外車が玄関まで迎えに来ているのを見て、パパもママも目を白黒とさせていた。次の機会にはしっかりと親孝行しよう。
6-17. いきなりの初仕事
ホテルへの帰り道、首都高を走っている時にドロシーが窓の外を指さして言った。
「え!? あ、あなた、あれ見て!」
「え? どれどれ……。えっ!?」
俺は心臓が止まりそうになった。
なんとそこには、あの九州サイズの巨大蜘蛛の姿があったのだ。ビルの合間から見える巨体……、この方角と距離なら房総沖の太平洋辺りにいるのではないだろうか? あんなものが上陸したら日本はメチャクチャになってしまう。
急いでiPhoneで調べてみるとネットは大騒ぎになっていた。どうも、東京目指して移動しているらしく、極めてヤバい状態になっている。
ピロポロパロン! ピロポロパロン!
iPhoneがけたたましく鳴った。
画面には『ヴィーナ♡』と、出ている。
俺は急いでタップして電話に出た。
「はい! モシモシ!」
『あー、お休みのところ悪いんだけど、ちょっと鎮圧に行ってくんない?』
「えー!? そんなの無理ですよ! シアンさんかヴィーナ様お願いしますよ」



