そう言うとシアンはピョンと飛び上がり、優雅に弧を描きながら気持ちよさそうに飛び始めた。
止まっていても難しい相手が高速で移動している。まさに無理ゲー。しかし、この試験に合格できないと管理者にはなれない。そして、なれなかったらうちの星は消されてしまう。責任重大だ。負けじと俺も飛び立つ。
「ふふっ、ここまでおいで~!」
シアンは急に方向を真上に変え、超高速ですっ飛んで行って、ワープして消えた……。
唖然としていると、背中をバン! と叩かれた。
「目に頼ってちゃダメだよ! きゃははは!」
そう言いながらまた高速で飛び去って……、消えた。
俺はジグザグに飛びながら、目をつぶり、大きく息をつくとシアンの動きを感覚でとらえてみた。俺の周りをクルクルと高速で回るシアンがイメージの中に浮かび上がってくる。しかし、これを追撃するのは現実的ではない。とても追いかけきれない。
そこで、俺はあえてゆっくりと弧を描きながら飛んでシアンに隙を見せた。そして、シアンのしぐさをジーッと観察する。
次の瞬間、指先が微妙に動いたのを見て、俺は背中方向に一メートルほどワープした。果たして、背中を叩こうとしたシアンが目の前に現れる。俺はシアンをギュッと両手で捕まえて、ハックツールを全部一斉に起動させた……。
「うわぁ!」
驚くシアン、そして開いたセキュリティホール。俺はその中へと飛び込んだ……。
6-15. 青と白の世界
気が付くと、俺は青と白の世界にいた。
「あれ?」
下半分が真っ青で、上半分が真っ白……、一体ここはどこだろうか……?
よく見ると、下は水だった。風のない巨大な湖のように、ピタッと止まった水面は綺麗な青色をたたえ、真一文字の水平線を形作っていた。
手ですくってみると、冷たく透明な水がこぼれ、ゆっくりと波紋を広げた。
辺りを見回すと、チラチラと煌めく光が見えた。何だろうと思って近づくと、巨大な四角いものが水中に沈んでいて、その中で無数の光がチラチラと煌めいている。
俺はイマジナリーでそれを捕捉すると引き上げてみた……。
水面から姿を現したそれは、ガラスの立方体だった。大きさは一戸建ての家くらいのサイズがある。透き通るガラスの中でリズムを持ってチラチラと波のように煌めく光は、幻想的で思わず見入ってしまった。
止まっていても難しい相手が高速で移動している。まさに無理ゲー。しかし、この試験に合格できないと管理者にはなれない。そして、なれなかったらうちの星は消されてしまう。責任重大だ。負けじと俺も飛び立つ。
「ふふっ、ここまでおいで~!」
シアンは急に方向を真上に変え、超高速ですっ飛んで行って、ワープして消えた……。
唖然としていると、背中をバン! と叩かれた。
「目に頼ってちゃダメだよ! きゃははは!」
そう言いながらまた高速で飛び去って……、消えた。
俺はジグザグに飛びながら、目をつぶり、大きく息をつくとシアンの動きを感覚でとらえてみた。俺の周りをクルクルと高速で回るシアンがイメージの中に浮かび上がってくる。しかし、これを追撃するのは現実的ではない。とても追いかけきれない。
そこで、俺はあえてゆっくりと弧を描きながら飛んでシアンに隙を見せた。そして、シアンのしぐさをジーッと観察する。
次の瞬間、指先が微妙に動いたのを見て、俺は背中方向に一メートルほどワープした。果たして、背中を叩こうとしたシアンが目の前に現れる。俺はシアンをギュッと両手で捕まえて、ハックツールを全部一斉に起動させた……。
「うわぁ!」
驚くシアン、そして開いたセキュリティホール。俺はその中へと飛び込んだ……。
6-15. 青と白の世界
気が付くと、俺は青と白の世界にいた。
「あれ?」
下半分が真っ青で、上半分が真っ白……、一体ここはどこだろうか……?
よく見ると、下は水だった。風のない巨大な湖のように、ピタッと止まった水面は綺麗な青色をたたえ、真一文字の水平線を形作っていた。
手ですくってみると、冷たく透明な水がこぼれ、ゆっくりと波紋を広げた。
辺りを見回すと、チラチラと煌めく光が見えた。何だろうと思って近づくと、巨大な四角いものが水中に沈んでいて、その中で無数の光がチラチラと煌めいている。
俺はイマジナリーでそれを捕捉すると引き上げてみた……。
水面から姿を現したそれは、ガラスの立方体だった。大きさは一戸建ての家くらいのサイズがある。透き通るガラスの中でリズムを持ってチラチラと波のように煌めく光は、幻想的で思わず見入ってしまった。



