自宅で寝てても経験値ゲット!~転生商人が最強になってムカつく勇者をぶっ飛ばしたら世界の深淵に

「ねぇ、あなた。こんな贅沢、本当にいいのかしら?」
 ドロシーが少し不安そうに言う。
「いいんだよ、二人で切り開いた未来。これはそのごほうびだよ」
 そう言ってキスをした。
 舌を絡め、段々盛り上がってくる二人。
 俺はドロシーをひょいっと持ち上げると、ベッドに横たえた。
「ダメ! 赤ちゃんがいるのよ!」
「妊娠初期は大丈夫なんだよ」
 俺はそう言いながら優しくドロシーの服のリボンを緩めた。
「……。本当?」
「本当だよ」
 そう言ってドロシーの服を脱がせた。
「良かった……」
 ドロシーは嬉しそうに微笑むと、両手を俺の方に伸ばす。

 しばらく熱いキスで相手を(むさぼ)った。
 (さら)われてからの奪還、戦闘……。何度も絶望しながらも、やっとお互いを取り戻すことができたのだ。二人は何度も何度もお互いを確認するように舌をからませた。

 俺が下着に手をかけると、
「ダメ! 今日は水浴びするの!」
 と、逃げようとする。
 俺はキスでドロシーの口をふさぐと、指を敏感なところに()わせた。
「ダ、ダメ……。あっ……」
 可愛い声であえぐドロシー。
 こうなってしまえばもう、逃げられない。
 俺はドロシーをたくさん喜ばせる。

「もう……。……、来て」
 我慢できなくなったドロシーは、トロンとした目でおねだりをする。

 その晩、二人は何度も何度もお互いを求めあった。








6-14. 卒業検定

 翌朝、田町のオフィスへ行くと、シアンが待っていた。若々しいピチピチの肌にくっきりとした目鼻立ち……。なんだかこう、小動物系の可愛さがある。とても宇宙最強の存在には見えないのだが……。

「おはようちゃん! 今日は研修だよ! きゃははは!」
 朝からテンションが高い。
「よろしくお願いします」
「じゃぁ、早速行くよ~!」
 そう言って、シアンは指先をくるくると回した。

 気が付くとそこは真っ白な世界だった。上下左右、何もない真っ白な世界。そこに俺とシアンが浮いていた。
「ここは練習場だよ。まずは、仮想現実世界へのアクセス方法『イマジナリー』について教えるね。最初は呼吸法から」