しばらく行くとエレベーターがあった。ガラス製の様なシースルーで、乗り込んでよく見ると、壁面はぼうっと薄く青く蛍光している。汚れ防止か何かだろうか? 不思議な素材だ。
出入口がシュルシュルと小さくなってふさがり、上に動き始めた。すぐに宇宙港の全貌が見えてくる。直径数キロはありそうな巨大な輪でできている居住区と、中心にある宇宙船が多数停泊する船着き場、そして、眼下に広がる巨大な碧い惑星に、夜空を貫く天の川。これが神の世界……。なんてすごい所へ来てしまったのだろうか。
居住区は表面をオーロラのように赤い明かりがまとわりついていていて、濃くなったり薄くなったりしながら、まるでイルミネーションのように星空に浮かんでいる。そして、同時にオーロラの周囲にはキラキラと閃光が瞬いていて、まるで宝石箱のような煌びやかな演出がされている。
「綺麗ですね……」
俺がそうつぶやくと、
「宇宙線……つまり放射線防止の仕組みじゃ」
と、レヴィアは説明してくれる。
「え? じゃ、あの煌めきは全部放射線ですか?」
「そうじゃ、宇宙には強烈な放射線が吹き荒れとるでのう……。止めて欲しいんじゃが」
「止められないですよね、さすがに」
「ヴィーナ様なら止められるぞ」
レヴィアはニヤッと笑って言った。
「え!?」
俺は驚いた。この大宇宙の摂理を女神様なら変えられる、という説明に俺は唖然とした。
「ヴィーナ様は別格なのじゃ……」
レヴィアはそう言ってひときわ明るい星、太陽を見つめた。
科学の世界の中にいきなり顔を出すファンタジー。サークルで一緒に踊っていた女子大生なら神の世界の放射線を止められると言うドラゴン。一体どうやって? 俺はその荒唐無稽さに言葉を失った。
「そろそろ着くぞ。気を付けろ! 手を上げて頭を守れ!」
いきなり対ショック姿勢を指示されて焦る俺。
「え!? 何が起こるんですか?」
気が付くとレヴィアの髪の毛はふんわりと浮き上がり、ライオンみたいになっていた。そうか、無重力になるのか! 気づけば俺の足ももう床から浮き上がっていたのだ。
到着と同時に天井が開き、気圧差で吸い出された。
「うわぁ!」
吸い出された俺はトランポリンのような布で受け止められ、跳ね返ってグルグル回ってその辺りにぶつかってしまう。
出入口がシュルシュルと小さくなってふさがり、上に動き始めた。すぐに宇宙港の全貌が見えてくる。直径数キロはありそうな巨大な輪でできている居住区と、中心にある宇宙船が多数停泊する船着き場、そして、眼下に広がる巨大な碧い惑星に、夜空を貫く天の川。これが神の世界……。なんてすごい所へ来てしまったのだろうか。
居住区は表面をオーロラのように赤い明かりがまとわりついていていて、濃くなったり薄くなったりしながら、まるでイルミネーションのように星空に浮かんでいる。そして、同時にオーロラの周囲にはキラキラと閃光が瞬いていて、まるで宝石箱のような煌びやかな演出がされている。
「綺麗ですね……」
俺がそうつぶやくと、
「宇宙線……つまり放射線防止の仕組みじゃ」
と、レヴィアは説明してくれる。
「え? じゃ、あの煌めきは全部放射線ですか?」
「そうじゃ、宇宙には強烈な放射線が吹き荒れとるでのう……。止めて欲しいんじゃが」
「止められないですよね、さすがに」
「ヴィーナ様なら止められるぞ」
レヴィアはニヤッと笑って言った。
「え!?」
俺は驚いた。この大宇宙の摂理を女神様なら変えられる、という説明に俺は唖然とした。
「ヴィーナ様は別格なのじゃ……」
レヴィアはそう言ってひときわ明るい星、太陽を見つめた。
科学の世界の中にいきなり顔を出すファンタジー。サークルで一緒に踊っていた女子大生なら神の世界の放射線を止められると言うドラゴン。一体どうやって? 俺はその荒唐無稽さに言葉を失った。
「そろそろ着くぞ。気を付けろ! 手を上げて頭を守れ!」
いきなり対ショック姿勢を指示されて焦る俺。
「え!? 何が起こるんですか?」
気が付くとレヴィアの髪の毛はふんわりと浮き上がり、ライオンみたいになっていた。そうか、無重力になるのか! 気づけば俺の足ももう床から浮き上がっていたのだ。
到着と同時に天井が開き、気圧差で吸い出された。
「うわぁ!」
吸い出された俺はトランポリンのような布で受け止められ、跳ね返ってグルグル回ってその辺りにぶつかってしまう。



